夏は海水浴やプール、キャンプなどの屋外でのレジャーを思いきり楽しめる季節です。 しかし、楽しい思い出とは引き換えにうっかり日焼けしてしまった……という方も多く見られます。念入りに紫外線対策をしているつもりでも、真夏の強い日差しの中で完璧な白い肌を守ることはなかなか難しいものです。ある程度の時間が経てば日焼けは元に戻りますが、できるだけ早く白い肌に戻したいと考える女性も多いことでしょう。今回は、日焼けしてしまった肌をいち早く戻すためのスキンケア法をいくつかご紹介します。
日焼け肌には、第一に冷却・保湿!
日焼け肌を早く元の白さに戻したい場合には、真っ先に効果の高いスキンケア用品を使いたくなるところですが、これは逆効果といえます。日焼け直後の肌は、軽いヤケドを起こしているのと同じ状態です。美容成分がたくさん配合された高効果のスキンケア用品は肌への刺激が強いものが多いので、デリケートな状態にある肌に与えるとヒリヒリしたり、色素沈着を起こしたりする可能性があります。
日焼け直後の肌に真っ先に行うスキンケアは、赤みやほてりが落ち着くまで氷水や保冷剤などで冷やすのがおすすめです。その後、できるだけ刺激の少ない化粧水でたっぷりと肌を保湿しましょう。あらかじめ化粧水を冷蔵庫で冷やしておき、コットンでパックするのも有効です。 肌に充分な水分を行き渡らせることで、ターンオーバー=皮膚の生まれ変りを促す効果があります。
スクラブ剤やピーリング剤で日焼け肌を改善!
日焼けした日から数えて10日ほど経ち、肌の状態が落ち着いてきたと感じたら、スクラブ剤やピーリング剤などのスキンケア用品を使ってみるのもおすすめです。これらのアイテムには、皮膚の表面にある古い角質を取り除き、新たな皮膚の再生を助ける効果があります。ただし肌への負担も多少かかるため、強くこすったり頻繁に使用したりするのは控えるべきです。使用後はワセリンなどの優しい保湿剤を塗り、表面に出てきたばかりの新たな皮膚を優しく保護しましょう。
日焼け肌を戻すためには、生活習慣の改善も大切
肌のターンオーバーを正常に働かせるには、身体の調子を整えることが重要です。したがって、念入りなスキンケアと並行して生活習慣の改善も心がけましょう。質のいい睡眠をたっぷり摂ると、成長ホルモンが多く分泌され肌へもいい影響があるといわれています。寝る前はテレビやスマホを見ることを控え、ストレッチなどをして身体をリラックスさせると安眠に効果的です。 また、ビタミンEやリコピン、タンパク質は皮膚の生まれ変わりを促す効果のある栄養素といわれています。これらの栄養素を多く含む以下のような食べ物を積極的に摂ることで、日焼け肌を早く戻す効果が期待できるでしょう。
ビタミンE……オリーブやアボカド、ナッツ類
リコピン……トマトやスイカ、グレープフルーツなど
タンパク質……肉や魚、大豆製品など
日焼け肌を早く戻すには、肌の表面へのスキンケアに力を入れることはもちろん、身体の内側からのケアも念入りにすることが大切といえます。夏にうっかり日焼けをしてしまったという方は、今回ご紹介した内容を参考にし、秋服の似合う白肌を手に入れてくださいね。