寒くなると肩こりに悩む人は多いと思います。普段から肩がこりやすい人は、冬になるとさらに悪化し、頭痛を伴ったり、顔の強張りにまで発展することも。肩こりが進むと、身体へさまざまな影響を与えかねません。
ひどくなって薬に頼らなくてはならない状態になる前に、肩こりを軽減させるように心がけることが大切です。
冬に肩こりが起きやすくなる原因と、簡単に肩こりを軽減する方法を紹介いたします。

冬に肩こりがひどくなる原因

肩こりは血行不良によって起こる症状です。では、血行不良は何が原因で起こるのでしょうか?冬に血行不良が起きる原因は主に3つあります。 ① 寒さや冷えによる血管と筋肉の収縮 ② 寒いと知らず知らずのうちに猫背やうつむきがちなど姿勢が悪くなり、それにより引き起こる筋肉の硬直 ③ 寒さによる身体的ストレスなどによる自律神経の乱れ このように、寒くなり身体が冷えを感じると血行不良を起こすようになります。したがって、血行不良は身体を冷えから守ることで最小限に抑えることができます。

肩こりは美容にも影響する?

肩こりがひどくなってくると、顔色が悪くなったり、顔が強張ったりします。 これは、肩こりによって首や肩のリンパの流れが悪くなり、顔の血行にまで影響を与えてしまうからです。さらに肩こりを放置しておくと、あごの動きに影響が出たり、顔のゆがみに繋がったりすることもあります。
顔面の硬直や血行不良は肌の新陳代謝の低下を引き起こしてしまいますので、若々しさを保つためには、肩こりを解消するのが必須だと言えるでしょう。

冬の肩こりはこれで解消しよう

身体を冷やさない

冷えによる血行不良を防ぐためには、外出時に身体を冷やさないようにすることが先決です。皮膚が薄く冷えを感じやすい「首・手首・足首」を中心に、冷たい外気に触れないようにガードします。

姿勢に気を付ける

寒い季節は、身体が寒さから熱を奪われないように、自然と猫背で同じ姿勢を保ちがちになりますが、胸をピンと張り、意識的に首肩や腕を動かすようにします。コートが重いと姿勢が悪くなりがちなので、ダウンジャケットなどの軽いものを選ぶようにしましょう。

ストレッチで血流を改善させよう

肩こり

入浴時や就寝前のリラックスタイムやちょっとした隙間時間などに、ストレッチで筋肉をほぐします。
① 首をゆっくりとまわす
② 肩をできるだけ上げ、ストンと下ろす
③ 肩をまわす
④ 両手を胸の前で合わせて前へ伸ばす。背中を丸めて肩甲骨を広げる
⑤ 両手を背中で合わせて後ろへ引く。胸を張って肩甲骨を寄せる
以上の5ステップだけでも、少しずつ継続してやれば血流が改善され、肩こりの軽減に効果が出てきますよ。
冬に肩こりが重症化するのは、冷えによる血行不良によるものです。特に女性にとって冷えが大敵です。昔から「冷えは万病の元」とも言われてきたように、身体にさまざまな影響を与えます。肩こりの悪化は冷えのイエローサインと思い、早めに解消するようにしましょう。

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