「妊活中には食べ物にも気をつけたほうがいい」とよく聞きますよね。しかし、具体的にどのような食事を心がけたらいいか分からないという方もいると思います。 食事は毎日のことなのであまり神経質になる必要はありませんが、食事内容によっては思わぬリスクを抱える可能性も考えられるため、注意が必要です。ここでは、妊活中に避けるべきNG食材や、注意が必要な食べ物についてご紹介いたします。
妊活中にNGな食べ物や注意が必要な食べ物をチェック!
「生卵」のサルモネラ菌に要注意!
卵は栄養価が高いため、妊活中にぜひ取り入れたい食材です。ただし、卵の殻にはサルモネラ菌が付着していることがあるので要注意。サルモネラ菌による食中毒は、流産を引き起こす恐れもあるといわれます。 サルモネラ菌は75度以上で1分加熱すれば死滅するので、妊活中に卵を食べるときには必ず加熱しましょう。
「生肉」のトキソプラズマも危険
生肉には寄生虫の一種であるトキソプラズマが付着している可能性があります。もしも感染を起こした場合、お腹の赤ちゃんに先天的な異常が起きる可能性が指摘されています。
トキソプラズマは65度異常の熱で死滅するので、お肉はきちんと加熱して食べるようにしましょう。
トランス脂肪酸を含む「揚げ物」「マーガリン」
食用の油の中には、トランス脂肪酸を多く含むものがあります。トランス脂肪酸は排卵障害を引き起こし、妊娠確率を下げてしまう可能性があるといわれています。 トランス脂肪酸は揚げ物やファストフード、マーガリンや菓子パンなどに多く含まれているので、こういった食べ物はなるべく避けておきたいですね。毎日の食事にはオリーブオイルや亜麻仁油などを使うとよいでしょう。
「インスタント食品」や「レトルト食品」
忙しいときや食事の用意が面倒なとき、ついインスタント食品やレトルト食品に頼ってしまう方もいると思います。しかし、インスタント食品やレトルト食品には食品添加物や塩分が多量に含まれていることが多いもの。
妊活に直接的に関係するものではありませんが、妊娠を望むのであれば体は健康状態にキープしておきたいもの。体のためにも、こういった食べ物はできるだけ控えるよう心がけたいですね。
「アルコール」「コーヒー」「紅茶」などの飲み物
妊活中には、体のことを考えてお酒は控えるようにしたいものです。 また、コーヒーや紅茶が好きな方は少なくないと思いますが、大量のカフェインを摂取するのも体によくありません。カフェインには交感神経を刺激して血管を拡張する働きがあり、イライラとしたストレスや不眠などの症状が出ることもあります。妊娠している場合には胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
カフェインの入った飲み物は少量にとどめるか、カフェインレスの飲み物を選ぶのがおすすめです。

妊活中には、体にいいといわれる食べ物を積極的に摂り、リスクがあるNG食材はなるべく避けるようにしたいものです。
とはいえ、あまり食事に神経質になるとストレスが溜まってしまいますよね。妊活中にはリラックスして食事を楽しむことを第一に、無理のない範囲で規則正しい食習慣を目指しましょう。