葉酸は、妊活中や妊娠中に必要な栄養素として知られています。
近年では晩婚化や食の欧米化などの要因で、妊娠中の女性に必要な栄養素の摂取量は年々減少しています。お腹の赤ちゃんの健やかな成長のためにも、意識的に葉酸を摂取することが大切です。
葉酸は妊娠前や妊娠中だけでなく、産後の授乳期間にも摂取すべきといわれています。ここでは、妊活中や妊娠中だけでなく、授乳期にも葉酸を摂取すべき理由についてご紹介いたします。

葉酸は妊娠中だけでなく授乳期にも必要

「妊娠中の女性は葉酸を摂取すべき」とよくいわれますよね。実は親世代の頃には葉酸摂取の重要性はあまり知られていませんでした。厚生労働省が妊婦への葉酸摂取を推奨し始めたのは2000年12月のこと。これ以降、葉酸の重要性が広く知られるようになり、妊活中や妊娠中に積極的に葉酸を摂取する女性も増えてきました。
そんな葉酸は実は、妊活中や妊娠中だけでなく産後にも必要な栄養素なのです。厚生労働省がまとめた『日本人の食事摂取基準(2015年版)』という資料によると、妊娠中に480マイクログラム、授乳期には340マイクログラムの葉酸が必要なのだそう。授乳期には野菜や果物、豆類などを積極的に食べたり、葉酸サプリを活用したりと工夫してみましょう。 葉酸は赤ちゃんの発育をサポートしてくれる

産後に母乳育児を続けていくにあたっては、母乳を通じて赤ちゃんに必要な栄養を届けることになります。授乳期に栄養不足の状態が続くと、赤ちゃんに飲ませる母乳の質が悪くなるので気をつけたいもの。赤ちゃんに十分な栄養を届けることができなくなると、赤ちゃんの成長に影響が現れるリスクも考えられます。
葉酸は人間の体の細胞分裂や増殖をサポートしてくれる栄養素です。赤ちゃんの健やかな生育のためにも、意識的に葉酸を摂取するよう心がけましょう。

葉酸は産後のママの体にも必要な栄養素

葉酸は赤ちゃんに必要な栄養素であるとともに、産後のママの体にも必要な栄養素といえます。 出産は体に大きなダメージを与えるため、産後にはきちんと栄養を摂取して回復を促すことが大切です。しかし産後には昼も夜もなく赤ちゃんのお世話をすることになり、体力の消耗も激しいもの。育児に必要な体力を維持するためには、多くのエネルギーが必要不可欠です。
葉酸は体内で赤血球を作り、貧血をはじめとしたさまざまな不調を防止してくれるという嬉しい働きをもちます。母乳育児中のママはもちろん、混合育児やミルク育児のママも、体を回復させて大変な時期を乗り切るためにぜひ葉酸を摂取しましょう。

「葉酸」は妊娠中だけでなく、産後の授乳期にも積極的に摂取しよう!

葉酸は赤ちゃんとママの健康のために必要不可欠な栄養素です。妊娠中だけでなく、産後の授乳期にもぜひ葉酸サプリの摂取を続けてみてくださいね。
とはいえ出産直後は赤ちゃんのお世話に忙しく、つい自分の食事が後回しになってしまうという方もいます。栄養不足を手軽に補いたいのなら、葉酸サプリを活用するのもおすすめですよ。

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