妊活に効果のある栄養は、食べ物にはもちろん、飲み物にも多く含まれているといわれています。ですが、妊活に悪影響を及ぼすことがある飲み物も存在することをご存知でしょうか? 日々の暮らしに欠かせない飲み物、せっかくなら妊活をサポートしてくれるものを選びたいですよね。今回は、妊活中におすすめの飲み物と、避けるべき飲み物をいくつかご紹介します。

妊活中におすすめの飲み物は?

豆乳

妊活中の方におすすめの飲み物の1つに、豆乳が挙げられます。 豆乳には、女性に嬉しい栄養素「大豆イソフラボン」が多く含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」に近い働きが期待できるといわれているのです。具体的には、子宮内膜を厚くし、着床をサポートする効果が期待できます。
豆乳は独特な風味のある飲み物ですが、近年はフルーツやココアなど、さまざまなフレーバーの飲みやすい種類が増えています。スーパーやコンビニで手軽に買えるので、おやつ代わりに飲むのもおすすめです。

ハーブティー

妊活中、日々の水分補給としておすすめしたい飲み物が、ハーブティーです。妊活中は、身体を冷やさないことが大切なポイント。温かいハーブティーを積極的に摂り、身体をぽかぽかの状態に保ちましょう。 ハーブティーにはさまざまな種類がありますが、期待できる効果もそれぞれ異なります。
ハーブティーとして人気の高い「ルイボスティー」は、苦みやクセが少なく飲みやすいのが特徴です。また、女性に必要なポリフェノールやミネラル、鉄分が豊富に含まれているため、妊活中は積極的に飲むといいでしょう。

妊活中に避けるべき飲み物は?

カフェインの摂り過ぎは、身体を冷やしたり、カルシウム不足を招いたりすることがあるといわれています。そのため、妊活中はコーヒーや紅茶、ウーロン茶などカフェインを多く含む飲み物には注意しましょう。
ですが、妊活のためとはいえ好きな飲み物を我慢し過ぎるのも考えものです。カフェインレスコーヒーやデカフェなどを上手に取り入れて、ストレスを溜めないよう、悪影響のない範囲で好きな飲み物を楽しみましょう。

妊婦NGドリンク

寒さがピークに達するこの時期、身体が冷えて体調を崩してしまう方も少なくありません。冷えは体調不良の原因になるだけでなく、妊活にも悪影響を及ぼすといわれています。妊娠を望んでいる方は、冷え対策をしっかり行うことが大切なのです。今回は、妊活に冷え対策が重要な理由と、効率的な身体の温め方をいくつかご紹介します。

妊活中の冷え対策、どうして大切なの?

手や足の末端が冷たい、常に寒さを感じるという方は、身体が冷えているサイン。身体が冷えていると、血流が滞り、子宮や卵巣など妊娠するために重要な器官の働きを低下させてしまいます。すると、卵子の質や子宮内膜の環境が悪くなり、妊娠しにくい身体になりうるのです。

妊活中におすすめの冷え対策法って?

半身浴

身体を芯から温める有効な手段として、半身浴が挙げられます。ぬるま湯にゆっくりと浸かることで、血行をゆるやかに促すことができるのです。血行が良くなると新陳代謝が上がり、子宮や卵巣などの器官の働きの改善に繋がります。半身浴の正しい方法は次の通りです。 1.38~40度のぬるま湯を湯船にはる。湯量は、湯船に入った際にみぞおちが浸かる程度。 2.下半身にかけ湯をしっかりした後、湯船に浸かる。上半身が冷えないよう、タオルなどをかけておく。 冬場は、お湯が冷めるのを防ぐために湯船に蓋をする。 3.20~30分ほど、ゆっくり浸かる。 脱水症状を防ぐため、入浴の前後はしっかりと水分補給を行いましょう。その際、内臓を冷やさないよう、白湯を飲むのがおすすめです。

適度な運動

冷えを改善するためには、適度な運動で筋力をアップするのも効果的です。日々の生活に無理なく取り入れられる方法で、有酸素運動やエクササイズを行ないましょう。 通勤や買い物で出かける際、1駅先まで歩くだけでも十分なウォーキングになります。歩く際は、大きく腕を振り、大股を心がけると効率的な全身運動になるはずです。 運動が苦手な方は、自宅でできる簡単なストレッチやヨガを取り入れてみましょう。特に、骨盤の位置を整えるポーズは妊活の効果が期待できます。お風呂上りの血行や良くなっているタイミングや、寝る前のリラックスタイムの日課にしてみてはいかがでしょうか。

妊娠を望む方の中には、食生活に気を付けている方も多いことでしょう。食べ物だけでなく、毎日口にする飲み物にも関心を持つと、妊娠しやすい身体づくりに役立つはずです。
妊活中の方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。

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