秋冬シーズンは肌の乾燥トラブルが本格化する時期ですよね。
乾燥肌対策というと保湿ケアばかり重視しがちですが、これからの時期はクレンジングの見直しも必要です。
その理由を、今日から実践したいクレンジング方法と一緒に見ていきましょう。

秋の乾燥肌対策には「クレンジングの見直し」が必要!

メイクをする方は、毎日必ずクレンジングをする必要がありますよね。実はこのクレンジングこそ、肌の乾燥を招く原因になることがあります。 肌に合わないクレンジング剤を使用していたり、肌に負担をかけるような方法で落としたりしていると、うるおいが根こそぎ奪われて乾燥してしまうのです。

間違ったクレンジングを続けていた場合、いくら保湿をしても間に合わず、乾燥によるシワ、吹き出物、赤みなど、さまざまなトラブルを招いてしまいます。 クレンジングはスキンケアの基本中の基本ですから、乾燥が本格化する前に見直しておきましょう。

秋の乾燥トラブルを防ぐクレンジング方法

クレンジング剤の種類を見直す

クレンジング剤にはさまざまなタイプがあり、以下のように洗浄力や特徴が異なります。

オイルタイプ

洗浄力が強い。しっかりメイクや脂性肌のクレンジングに適しているが、肌の乾燥を招くことがある。

ジェルタイプ

洗浄力は中程度。弾力があるテクスチャのため、肌への摩擦が少ない。比較的やさしい洗い上がり。

ミルクタイプ

洗浄力はやや穏やか。水分と油分をバランスよく含んでいるため、肌のうるおいを奪いにくい。

クリームタイプ

洗浄力は穏やか。肌を乾燥させにくいため、乾燥肌、敏感肌のナチュラルメイクを落とすときにおすすめ。
「秋になって肌が乾燥しやすくなった」という方には、ミルクやクリームタイプのクレンジングがおすすめです。洗浄力が比較的穏やかですから、肌のうるおいを守りながらメイクを落とすことができます。

肌をこすらずやさしくなじませる

どんなに優れたクレンジング剤を使用していても、なじませるときに肌をゴシゴシとこすっていると乾燥が進んでしまいます。 摩擦によって肌表面の角質が必要以上に剥がれ、そこから水分が蒸発してしまうのです。 また、クレンジング剤の量が少ないことも、肌への摩擦が増える原因になります。十分な量を手に取ったうえで、指先でくるくるとやさしくなじませましょう。

なじませる時間は1分程度

クレンジング剤は、時間をかけてなじませたほうがいいと思っていませんか?
実はそれは大きな誤解で、クレンジング剤を肌に長く乗せていると、肌本来のうるおいが流れ出てしまいます。 なじませる時間は、顔全体で1分程度がベスト。マスカラなどのポイントメイクは、事前に専用のリムーバーで落としておきましょう。

32℃程度のぬるま湯ですすぐ

顔全体にクレンジング剤が行き渡ったら、ぬるま湯でやさしくすすぎましょう。
このときに気をつけたいのが、お湯の温度です。熱いお湯は、肌の乾燥を招くため良くありません。
しかし、冷たい水だと今度はメイクが固まって落ちにくくなってしまいます。 すすぐ際は、「冷たくもなく熱くもない」32℃程度のぬるま湯を使いましょう。

クレンジング

クレンジングを見直して乾燥知らずの肌に!

クレンジングはオールシーズンやさしく行う必要がありますが、乾燥が厳しい季節はさらに肌への負担を減らすことが大切です。 まずは自分の肌に適したクレンジング剤を使用し、そのうえで毎日丁寧に落としていきたいですね。

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