「最近、疲れやすくなった」「肌にハリがなくなってきた」「髪が細くなった」と感じる瞬間はありませんか? 実はその背景には、タンパク質不足が潜んでいる恐れがあります。中高年になるほどタンパク質の摂取量が足りていない人が多く、その不足が老化のスピードを速めてしまうことも。なぜタンパク質が若さの維持に欠かせないのか、続けやすい摂取方法と一緒にチェックしてみましょう。
タンパク質不足が老化を進める理由とは?
筋肉量が減って代謝・姿勢に悪影響
タンパク質不足は、筋肉量が減少する原因になります。筋肉が衰えると基礎代謝が下がり、太りやすく痩せにくい体になることも。さらに、姿勢の崩れや歩幅の縮小など、実年齢より老けて見える変化も生じやすくなります。
髪の老化スピードが加速する
肌の弾力を支えるコラーゲン、ハリ感を生むエラスチン、ツヤのある髪を育てるケラチン。これらはすべてタンパク質由来の成分です。不足すればシワやたるみが目立ちやすくなり、髪も細く傷みやすくなります。タンパク質が不足すると、美容面でも見た目年齢を上げる変化が現れてしまうのです。
ホルモン・免疫にも影響し、体調不調の原因に
タンパク質は、ホルモンや免疫細胞などの材料にもなります。つまり不足すると、ホルモンバランスが乱れやすくなり、疲れやすさ、気分の落ち込み、冷えなど、さまざまな不調が起こりやすくなるのです。また、免疫力が下がって風邪をひきやすい、治りにくいという変化も起こりやすくなります。タンパク質は若さだけでなく、日々の健康を守るためにも重要な栄養素といえるでしょう。
続けやすく負担の少ない「タンパク質の摂り方」
食事では肉、魚、卵、大豆製品をこまめにバランス良く
厚生労働省が示しているタンパク質の摂取推奨量(※)は、成人男性で1日65g、成人女性で1日50g前後が目安ですが、運動量や年齢によって必要量は異なります。中高年は筋肉の合成力が低下するため、体重1kgにつき1日あたり1.0g以上を目安にすると良いでしょう。
食材の例としては、肉(鶏むね肉・ささみ)、魚(サバ・鮭・マグロ)、卵、大豆製品(豆腐・納豆・味噌)などが手軽で続けやすい選択肢です。
一度に多く食べるのが難しい場合は、朝食に卵、昼に豆腐、夜に魚など、複数回に分けて摂りましょう。また、食が細い方にはプロテインドリンクやヨーグルトを活用する方法もおすすめです。
※参考:「日本人の食事摂取基準(2025年版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
おやつにもタンパク質豊富な食べ物を
小腹が空いたとき、ついクッキーや菓子パンに手が伸びてしまう方も多いはず。しかし、そんなときこそタンパク質を補うチャンスです。ヨーグルト、チーズ、ナッツ類、ゆで卵など、タンパク質が豊富な食品をおやつに取り入れましょう。満足感が高く腹持ちも良いため、ダイエット中の方、糖質の摂りすぎを防ぎたい方にもおすすめです。

タンパク質不足を防いで元気に若々しく過ごそう
今回は、タンパク質の重要性と効果的な摂取方法をご紹介しました。タンパク質は、若々しい体を維持するために欠かせない栄養素です。食卓にタンパク質の多い一品を加えるなど、未来の自分が喜ぶ習慣を続けていきましょう。