妊娠中の頻尿(ひんにょう)は、よくあるお悩みのひとつ。妊娠初期から後期まで起こりやすい症状で、ほとんどの妊婦さんが経験するといわれています。では、なぜ頻尿になりやすいのか、対策方法とあわせて確認しておきましょう。

 

妊娠中、頻尿になりやすい理由とは

血液量と尿量が増えるため

妊娠中の体内では、赤ちゃんに酸素や栄養を届けるために血液量が約1.5倍に増えます。血液が増えると腎臓がろ過する水分の量も増加。結果的に尿量も増えるため、頻尿になりやすいのです。

膀胱が圧迫されるため

子宮が大きくなると物理的に膀胱が圧迫されるため、あまり尿が溜まっていなくても「トイレに行きたい」と感じやすくなります。また、妊娠後期は赤ちゃんの頭が下がって骨盤内に入ることで、さらに頻尿が進行します。

 

妊娠中に起きる頻尿の対処法・対策方法は?

水分を控えるのはNG

たとえ頻尿でも、水分はしっかり摂ることが大切です。脱水が起きると便秘、むくみ、羊水量減少の原因になってしまいますから、こまめな水分補給を心がけましょう。

冷たい飲み物を避ける

冷たい飲み物は膀胱を刺激するため、トイレが近くなる恐れがあります。水分補給のための飲み物には、白湯や常温の水・麦茶などがおすすめです。

骨盤底筋トレーニングをする

尿意を我慢する力を鍛えることで、頻尿の軽減につながります。なお、妊娠中に運動をする際は、必ず医師に相談してから始めましょう。「頻尿を軽減したい」など、骨盤底筋トレーニングをしたい理由とあわせて伝えると、より安全でスムーズですよ。

【骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)のやり方】
① 尿を止めるような感覚で膣の筋肉をギュッと締める
② 5秒キープし、ゆっくり緩める
③ 10回を1セットとして、1日3セットおこなう

外出前にトイレチェックなどの準備をしておく

外出の際には、行き先のトイレの場所を事前にチェックし、さらに尿漏れパッドなどを携帯しておくと安心です。緊張感や不安が減るだけでも、トイレに行きたい気持ちが和らぎやすくなります。

気になる症状がある場合は医師に相談を

排尿時痛や残尿感、血が混じるなどの症状がある場合は、膀胱炎などの病気が関係している恐れがあります。少しでも気になる症状があるなら、ためらわず医師に相談しましょう。

妊娠中の頻尿は赤ちゃんが育っているサイン

 

今回は、妊娠中の頻尿トラブルについてお伝えしました。頻尿は面倒に感じがちですが、お腹の中で赤ちゃんが元気に育っているサインでもあります。不安やストレスにならないよう、できることを少しずつ取り入れてみてくださいね。

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