クレンジングをする際には、「肌に負担をかけずにメイクをしっかり落としたい」と思いますよね。それなら、クレンジングをすすぐ前に乳化をすることが重要です。乳化とはどのようなプロセスなのか、適切なやり方と一緒にチェックしてみましょう。

 

クレンジングの乳化とは? どんなメリットがある?

油分と水分が混ざり合い、すすぎやすくなる

そもそも乳化とは、油分と水分が混ざり合って白濁する現象のこと。たとえば、油分と水分の2層に分かれたドレッシングのボトルを振ると混ざり合いますが、これも乳化現象の1つです。

クレンジングの場合、乳化させて油分が水分と混ざり合うとメイクやクレンジング料が水に流れやすくなるため、メイク落ちが良くなる、すすぎやすくなる、肌に負担をかけずにクレンジングができるなどのメリットがあります。乳化する手間が面倒に思う方もいるかもしれませんが、油分が水に流れやすいため、時短になるというメリットもありますよ。

 

乳化が必要なクレンジングの種類&注意点

 

クレンジングにはさまざまな種類がありますが、基本的にオイルやバームタイプは乳化が必要といわれています。オイルやバームは油性成分が基材のため、乳化したほうが流しやすくなるのです。

対してジェル、ミルク、クリームタイプは乳化が不要といわれています。ジェルは水溶性成分が基材のため、ミルクやクリームはすでに乳化されているためです。しかし、パッケージや説明書に「乳化が必要」と書いてある場合は種類を問わず、必ず乳化をおこないましょう。

 

クレンジングの乳化のやり方

STEP1.乾いた手でクレンジングをする

清潔な乾いた手にクレンジング料を適量とり、メイクにやさしくなじませます。
※ウォータープルーフのマスカラやティントリップなどを使用した落ちにくいメイクは、ポイントメイク専用のリムーバーで事前に落としておきましょう。

STEP2.メイクが浮いたら乳化をする

クレンジング料がメイクになじんで指が滑りやすくなったら、メイクが浮いた合図です。
手に2~3滴ほどのぬるま湯をつけ、クレンジング料になじませて乳化します。
くるくると指の腹で円を描きながらなじませましょう。

STEP3.ぬるま湯ですすぐ

クレンジング料が白く濁ってきたら乳化のサインです。ぬるま湯でやさしくすすぎましょう。
W洗顔不要のクレンジングの場合は、清潔なタオルで水分を吸い取り、保湿ケアをします。
洗顔が必要なクレンジングの場合は、泡立てた洗顔料で洗い流してから保湿ケアをおこないましょう。

 

クレンジングの乳化をマスターして美肌を保とう

 

今回は、クレンジングにおける乳化のメリットや適切なやり方をご紹介しました。クレンジングの乳化は意外と重要なプロセスで、適切におこなえば肌の負担を減らすことにもつながります。「クレンジング料がすすぎにくい」「すすいだのに油分やメイクが残っている」と感じる方は、乳化のやり方を見直してみてくださいね。

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