有酸素運動であるウォーキングは、産後のダイエットにも効果的だといわれています。しかし、産後は体力が落ちているため、ウォーキングを始める際はさまざまなことに注意が必要です。何に気をつけるべきなのか、ウォーキングのダイエット効果を高めるコツとあわせてチェックしましょう。
産後のウォーキングはいつからOK?
産後1ヶ月は避ける
産後1ヶ月は体力が戻りきっておらず、無理をすると体の回復を遅らせる恐れがあります。まずは十分な休養を優先しましょう。
1ヶ月健診を終えたら医師と相談しながら
1ヶ月健診を終えて体調に問題がないと分かったら、医師と相談したうえでウォーキングを始めましょう。もし医師に何らかの理由でウォーキングを止められた場合は、きちんと守って安静にしてくださいね。
産後ウォーキングの準備&注意点
短い時間から始める
産後は体力が落ちているため、いきなり長時間歩くのは危険です。まずは5分ほど、近所を歩く程度にしましょう。何かあったときのために保険証やスマホを持っておくことも重要です。
水分補給を忘れずに
体内の水分が不足すると脱水症状になり、熱中症や体調不良のリスクが高まります。暑い時期でなくても、ウォーキングの前後にはコップ1杯ずつの水を飲みましょう。冷たい水だと胃腸に負担をかける恐れがあるので、常温の水がおすすめです。
前後にストレッチをする
ウォーキング前後にストレッチをしておくと、怪我の予防になります。股関節、アキレス腱、背すじなどを呼吸に合わせて気持ちよく伸ばしましょう。
暑い時期や時間帯は避ける
気温が高い日や直射日光が降り注ぐ時間帯は、熱中症のリスクが高まりますから、外出自体を控えましょう。夏場に歩く場合は、早朝か夕方以降がおすすめです。
紫外線対策をする
産後は肌のバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けやすくなっています。日焼け止めを塗る、UVカット効果のある帽子や衣類などを着用するなど、十分な紫外線対策をおこないましょう。
ウォーキングのダイエット効果を高めるには?
正しいフォームで歩く
ウォーキングのダイエット効果を高めるためには、正しいフォームで歩くことが重要です。以下のポイントを守って、筋肉を効率よく動かしましょう。
- 背すじを伸ばす
- 体が左右にブレないようにする
- お腹をへこませた状態をなるべくキープする
- 太ももを持ち上げてテンポよく歩く
- 自然な呼吸を意識する
- 肩甲骨を意識しながら腕を軽く前後させる
- 後ろ足のつま先で地面を蹴って進む
慣れてきたら歩く時間を少しずつ伸ばす
5~10分程度のウォーキングを1ヶ月ほど続けて体が慣れてきたら、少しずつ時間を伸ばしてみましょう。ダイエットには1日20分以上の有酸素運動が効果的だといわれていますが、一気に20分歩く必要はありません。まずは5分×4回、慣れてきたら10分×2回を目標にするといいでしょう。

産後ウォーキングで体も心も軽やかに
今回は、産後ダイエットにもおすすめのウォーキング方法をご紹介しました。ウォーキングには血流促進効果やリフレッシュ効果がありますから、健康維持やストレス対策にも役立ちます。まずは無理のない距離から、気持ちよく楽しく始めてみてくださいね。