「年齢を重ねるにつれて髪にハリがなくなった」「昔より髪がまとまらなくなった」など、加齢による髪質の変化に悩んでいませんか? 髪のコンディションが年々悪くなっていくと、なんだか気分まで落ち込んでしまいますよね。そもそもなぜ年齢を重ねると髪質が変わってしまうのか、今すぐ始めたい髪のエイジングケア方法と一緒に探ってみましょう。

 

年齢で髪質が変わる理由とは

ホルモンバランスの変化

髪質が変わる理由の1つに、ホルモンバランスの変化が挙げられます。女性ホルモンの1つであるエストロゲンには髪の成長を助ける働きがあるのですが、加齢によってエストロゲンの分泌が減少すると、髪のハリやコシが低下したり、薄毛が進む恐れがあるのです。

血行不良

年齢を重ねると毛細血管が減少したり、血管が硬くなったりする影響で、血液の流れが悪くなる傾向があります。血行不良が続くと頭皮に栄養が届きにくくなり、髪のパサつきや薄毛の原因になってしまいます。

栄養不足

加齢とともに食が細くなった方は、栄養不足が髪質の変化に関係している可能性があります。タンパク質や亜鉛など、髪の保持に欠かせない栄養が十分に摂れていないと、髪のハリやコシが低下する恐れがあるのです。

 

年齢を重ねても美しく! 髪質のエイジングケア方法

 

頭皮マッサージで血行を促す

頭皮をマッサージすると血行が促され、髪の成長に必要な栄養が届きやすくなります。シャンプー中やお風呂上がりなど、体が温まっているタイミングでおこなうと、より効果的です。

ただし、頭皮をゴシゴシと強くこすると傷がつき、かえって髪にダメージを与える恐れも。頭皮全体を、指の腹やマッサージブラシなどでやさしく揉みほぐすことがポイントです。なお、ドライヤー後にマッサージをする場合は、頭皮用ローションや育毛剤をつけておこないましょう。

髪の成長に欠かせない栄養を摂る

髪の成長を促すためには、さまざまな栄養をバランス良く摂ることが大切です。中でも、髪やホルモンの原料となるタンパク質、髪の主成分であるケラチンを合成する亜鉛は、積極的に摂りたいもの。タンパク質は肉類、魚介類、大豆製品、卵、乳製品などに、亜鉛は牡蠣、豚レバー、卵、カシューナッツなどに含まれていますから、こまめに取り入れましょう。プロテインやサプリメントを利用するのも効果的です。

ストレスを避ける

ストレスはホルモンバランスの乱れを招く大きな要因となります。エストロゲンの分泌を減らさないためにも、ストレスをできるだけ避けて健やかな心身を保ちましょう。質の高い睡眠や適度な運動、趣味による楽しみを生活に取り入れると、メンタルケアにつながりますよ。

 

エイジングケアで年齢を重ねても美しい髪質に

 

髪質が変わると「ヘアケアが悪いのかな?」と思ってしまいがちですが、加齢が原因の場合は体の内側にも働きかけるエイジングケアが欠かせません。ご紹介したようなケアを取り入れて、年齢を重ねても美しくハリのある髪質を目指しましょう。

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