「コンタクトレンズを装着していると目が疲れやすい」と感じている方は多いもの。最近では視力矯正のためだけでなく、おしゃれのためにカラーコンタクトレンズを使用する方も多く、このような悩みが増える傾向にあります。今回は、コンタクトレンズで目が疲れるメカニズムを、改善に導くセルフケア方法とあわせて見ていきましょう。

 

コンタクトレンズ装着中に目が疲れるのはなぜ?

 

目の乾燥

コンタクトレンズの種類にもよりますが、涙を吸収しやすいレンズを使用していると目が乾きやすくなります。目の表面のうるおいが足りなくなると通常時より見えづらくなるため、疲れにつながってしまうでしょう。

度数が不適切

コンタクトレンズを視力矯正のために使用している場合、度数が合っていないとピントを合わせる筋肉が疲労しやすくなります。視力は加齢などの影響で徐々に変わるため、長年同じ度数のコンタクトレンズを使用している方は見直しが必要です。

レンズに傷や汚れがある

コンタクトレンズに傷や汚れがあると目にゴロゴロとした違和感が続き、疲れにつながります。そのまま使用を続けると、目の炎症や病気を招く恐れもあるため注意が必要です。

 

 

コンタクトレンズによる目の疲れを緩和する方法

コンタクトレンズ対応の目薬を使う

コンタクトレンズ装着中に目が乾きやすい場合は、うるおいを補う目薬を使うと不快な症状を緩和できます。目薬にもさまざまな種類があるので、必ずパッケージや説明書きをよく読み、使用中のコンタクトレンズに対応しているものを選びましょう。また、正しい頻度で使うことも大切です。

眼科で定期的に検査を受ける

目の健康を守るためには、眼科で定期的に検査を受ける必要があります。現時点での度数や適したレンズの種類を確認したり、目に異常がないか検査したりして、コンタクトレンズを安心して使用できるようにしましょう。

目をこまめに休ませる

目の疲れを緩和するためには、目を休ませることも重要です。スマホやパソコンなどを長時間見続けると目の筋肉が凝り固まってしまうので、こまめに休憩をとりましょう。

目元を温かいタオルで温めたり、ツボ押しをしたりするのも効果的です。黒目の真下にある骨の際のくぼみには、ドライアイや眼精疲労を緩和する「承泣(しょうきゅう)」というツボがあります。人差し指の腹でゆっくり押して血行を促しましょう。

 

コンタクトレンズ装着中の疲れは無視せず、すぐに対策を

 

今回は、コンタクトレンズによって目が疲れる原因や対策をご紹介しました。なお、対策をしても不快な症状が続くなら、コンタクトレンズが目に合っていなかったり、病気が隠れていたりする恐れがあります。その場合は早めに眼科に行き、目の健康状態をしっかり確認してくださいね。

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