目が疲れると、同時に頭痛も起きてしまう……。そんなお悩みを抱えている方は多いもの。仕事などで忙しいときに目や頭に不快症状があると、やるべきことも進まなくなってしまいますよね。目の疲れと頭痛にはどのような関係性があるのか、予防法や対処法と一緒にチェックしてみましょう。
目の疲れと頭痛の関係とは?
自律神経のバランスが崩れて頭痛の原因に
目のピントを調節する機能は、私たちの体に備わっている自律神経が担っています。その影響で、目を酷使すると自律神経のバランスが崩れ、体にさまざまな不調が現れてしまうのです。人によって症状は異なりますが、頭痛に悩む方が多いといわれています。
ブルーライトによる睡眠障害が原因になることも
スマホやパソコンなどの画面から発せられるブルーライトは、体内時計を狂わせて睡眠障害を引き起こす恐れがあります。睡眠不足になると筋肉が常にこわばった状態になり、緊張型頭痛の原因になることも。スマホやパソコンで目を酷使する方は、ブルーライトへの対策も必要です。
頭痛を引き起こす目の疲れを予防するには?
目をこまめに休ませる
現代人はスマホやパソコンの使用頻度が高く、どうしても目を酷使しがちです。疲れを感じてからでは遅いので、普段からこまめに目を休ませましょう。30分に1回は休憩をとって目を閉じる、目をぐるぐる回すストレッチをするなどの方法がおすすめです。
目元を温める
目元を温めると血行が促され、筋肉の緊張を予防できます。温かいアイマスクや蒸しタオルを目元にのせ、5分ほどリラックスしましょう。首や肩も一緒に温めると、より血行促進効果が高まりますよ。
疲れ目対策に効果的な栄養を摂る
疲れ目対策には、卵黄やにんじんなどに含まれるルテインやゼアキサンチンなどの栄養補給も効果的です。食事から補えきれないときはサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。
目の疲れによる頭痛が起きたときの対処法
目薬や鎮痛剤で対処を
目の疲れによって頭痛が起きてしまったときは、予防法でもお伝えしたように休息をとり、血行を改善するケアをおこないましょう。それでも頭痛が消えない場合は、疲れ目対策用の目薬を使う、市販の鎮痛薬を服用するといった方法が有効です。
ただし、目薬や鎮痛剤を使用しても症状が長引く場合は、何らかの病気が隠れている恐れも。放置せず、早めに医療機関で相談することが大切です。
日頃の疲れ目ケアで頭痛を予防しよう
今回は、目と頭痛の関係性や対策方法についてご紹介しました。目の疲れによる頭痛を招かないためには、”目が疲れる前のケア”が必要不可欠です。スマホやパソコンに触れる時間が長い方は、「このままだと頭痛が起きるかも」と考えて、こまめな休息や十分な栄養補給を心がけてくださいね。