白目が充血などで濁ると、疲労感や不健康なイメージを与えてしまうもの。「写真写りが悪くなるから、お出かけも憂鬱になってしまう……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。健康的で美しい瞳を取り戻すために、白目が濁る主な原因を、改善につながるケア方法とあわせてチェックしてみましょう。
白目が濁る原因とは?
目の疲れ
スマートフォンやパソコンを長時間見るなど、目を酷使すると白目が充血しやすくなります。目の回復のために酸素や栄養を運ぼうとするために血管が拡張し、赤く見えてしまうのです。
ドライアイ
ドライアイが生じたときも、目を酷使したときのように血管が拡張し、充血しやすくなります。涙の量が減って目の表面が乾き、傷つきやすくなることも充血の一因です。
紫外線
紫外線はデリケートな目に強い刺激を与え、充血や炎症、色素沈着などを引き起こします。白内障や加齢黄斑変性などの病気の原因にもなりますから、肌だけでなく目にも紫外線対策が必要です。
白目をキレイに保つケア方法
こまめに目を休ませる
目の疲労は充血につながりますから、こまめに休ませることが大切です。デスクワークに就いている場合、1時間に1回は休憩をとり、目を休ませる時間をつくりましょう。まばたきの回数を意識して増やすことも、ドライアイや目の疲れ予防につながります。
目元の血行を良くする
目元の血行を促すと、疲労回復に必要な酸素や栄養が目に届きやすくなります。温めたアイマスクやタオルを目元にのせる、目の周りのツボを押す方法などがおすすめです。
目薬を使う
目の疲れやドライアイの緩和には、目薬も効果的です。症状に合った目薬を、正しい頻度で使いましょう。
なお、充血をとる成分として血管収縮剤が含まれている目薬も市販されていますが、長期間使用すると薬が切れたときに充血が悪化するなどのリスクがあります。どうしても充血を抑えたいときは一時的に使用し、長期間の使用は避けましょう。
UVカットのサングラスをかける
UVカット機能のあるサングラスは、紫外線から目元を守ってくれます。目に紫外線を浴びるとシミの原因になるメラニンも増えやすくなるといわれているので、外出時にはサングラスをかける習慣を身につけたいですね。
疲れ目対策に効果的な栄養を摂る
卵黄やにんじんなどに含まれているルテインとゼアキサンチンには、ブルーライトなどの光ストレスを軽減する働きがあるため、疲れ目対策に効果的です。こまめに効率よく摂りたい場合はサプリメントを利用しましょう。
長期間白目が濁るときは医療機関に相談を
今回は、白目が濁る原因や対策方法をご紹介しました。なお、白目の充血や濁りが何日も続く場合は、目の病気が隠れている恐れがあります。できるだけ早急に眼科で相談し、適切な治療を受けましょう。