妊活をスムーズに進めるためには、排卵日をある程度予測する必要があります。そこで今回は、排卵日に起きやすい症状や、予測のためにやっておきたいことなどをご紹介します。初めて妊活する方、排卵についてもっと知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

そもそも排卵日とは?

 

排卵とは、卵巣の中で育った卵胞から卵子が排出されること。その排出が起きる日を排卵日と呼ぶのです。

排出された卵子は卵管に取り込まれ、精子とくっつくと受精卵となります。そして受精卵が子宮内膜に着床すれば、妊娠となります。つまり排卵日は、もっとも妊娠しやすいタイミングといえるでしょう。

 

排卵日に起きやすい症状・変化

 

排卵日は、エストロゲンの分泌が増加する卵胞期と、プロゲステロンの分泌が増加する黄体期の境目にあたります。女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、体にも変化を感じやすいといわれています。

現れる変化は人それぞれで、以下のようなものが挙げられます。ただし、人によってはまったく症状がなく、いつも通り過ごす方も。変化がなくても不安に感じる必要はありません。

  • 排卵痛(下腹部の痛み)
  • 少量の出血
  • 眠気
  • 腰痛
  • 倦怠感
  • 無気力
  • むくみ
  • イライラ
  • お腹の張り
  • 胸の張り
  • おりものが増える
  • 便秘
  • 肌荒れ

 

痛みや不調が続く場合は病院へ

上記の中で、もっとも実感しやすいのは排卵痛だといわれています。排卵痛は排卵日、もしくはその前後1~2日間、卵胞がやぶれる際に生じる痛みです。腹部の張りや少量の出血をともなうこともあります。

このような痛みや不調は排卵日もしくはその前後で終わりますが、続く場合は病気が隠れている恐れがあります。我慢せず、早急に婦人科で相談しましょう。

 

排卵日を予測するためにやっておきたいこと

基礎体温をつける

女性の基礎体温は、月経周期にともなって変化するのが特徴です。排卵は低温期から高温期に切り替わるタイミングで起きるので、普段から基礎体温計を用いて体温を記録しておきましょう。グラフ化できるアプリを利用すると基礎体温の変化が分かりやすく、排卵日も予測しやすくなりますよ。

おりものをチェックする

おりものの色や質感も、月経周期にともなって変化します。普段はサラッとした水っぽいおりものが出るのですが、排卵日が近づくとドロっとした卵白のような白く濁ったおりものが出るのが一般的です。おりものだけで予測するのは難しいので、基礎体温とあわせてチェックしましょう。

排卵検査予測薬を使う

排卵検査予測薬は、尿中のLHの変化によって排卵日を予測する検査薬です。ドラッグストアや薬局で販売されているので、説明書きをよく読んで使用しましょう。

 

排卵日の症状や予測方法を知って妊活に役立てよう

 

今回は、排卵日に起きやすい症状や、妊活のための予測方法をご紹介しました。排卵日やその前後は眠気や倦怠感が起きやすいので、事前に準備し、妊活をスムーズに進められるようにしたいですね。

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