夏は意外と目が疲れやすい季節だってご存じでしたか? 実は夏場は、目にダメージを与える要因が生活の中にたくさん隠れているのです。今回は、夏の目を守るために注意したいポイントを、対策方法と一緒に探ってみましょう。
夏は目が疲れやすい? ダメージを与える原因とは
紫外線
紫外線は肌の日焼けやシミを引き起こすだけでなく、目にもダメージを与えます。屋外で紫外線を浴び続けると瞳の奥の水晶体や網膜が損傷し、疲れ目につながってしまうのです。また、ダメージが蓄積した場合、白内障や加齢黄斑変性などの病気を招く恐れもあります。夏は1年のうちでもっとも紫外線が強くなる季節ですから、ダメージもより受けやすいといえるでしょう。
エアコンや扇風機による乾燥
暑い夏場は、エアコンや扇風機が欠かせないもの。しかし、室内が乾燥したり、風を直接目に浴びたりしていると目の水分が奪われ、ドライアイを招きます。その乾きが目のかすみや見えづらさにつながり、疲れを感じやすくなるのです。
栄養不足
夏は食欲が落ちて、食事内容が偏ってしまう方も多いのではないでしょうか。ですが、栄養が不足すると体の不調を招くだけでなく、目の回復が遅れる原因にもなります。紫外線ダメージなどが蓄積しやすくなり、目の疲れが長引く原因になるのです。
今日から始めよう! 夏の疲れ目を防ぐ方法
外出時にはUVカットサングラスをかける
目の紫外線対策には、UVカットサングラスが有効です。おしゃれ用ではなく、UVカット率が99%以上の高品質なサングラスを使いましょう。レンズの色が濃いと瞳孔が開いて紫外線が入りやすくなるので、できるだけ色の薄いレンズを選ぶことをおすすめします。
エアコンなどの風を直接目に当てない
エアコンや扇風機の風が直接目に当たるとドライアイの原因になります。それぞれ風向きを調節して、目を乾燥させないようにしましょう。エアコンで室内の湿度が40%以下になっている場合は、加湿器を使用して湿度50~60%程度に保つとドライアイの予防になりますよ。
目の回復を促す栄養を摂る
目を健康に保つためには、バランスの良い食事をとることが大切です。暑い日が続くとそうめんやアイスなど口当たりの良いものばかりを食べがちになりますが、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを補うために、肉、魚、卵、大豆製品などもしっかり食べるようにしましょう。
また、光ストレスを軽減するルテインやゼアキサンチンを摂取するのも効果的です。ルテインとゼアキサンチンは緑黄色野菜や卵に含まれていますが、毎日効率よく摂りたい方にはサプリメントでの補給がおすすめです。
夏は目に疲れが蓄積する前に対策しよう
今回は、夏の目の疲れを引き起こす原因や対策方法をご紹介しました。目にダメージが蓄積し続けると夏だけでなく、その先の秋や冬まで影響が残る恐れがあります。いつまでも健康な目を保つために、今すぐの対策やケアを心がけたいですね。