スマホを見るときや本を読むときなどに、ふと「視力が下がってきたかも……」と思うことはありませんか? このまま悪くなる一方なのか、改善する方法はないのか、今後の視力が気になる方も多いでしょう。そこで今回は、視力低下の原因や疲れ目との関係性、自分でできる対策方法などをご紹介します。

 

視力低下を招く原因とは?

加齢

視力低下の代表的な原因は、加齢です。年齢を重ねると瞳の奥にある水晶体が硬くなり、ピントが合わせづらくなります。近くのものが見えにくくなる老眼は、加齢にともなう変化によって発生するのです。

疲れ目

スマホやパソコンを長時間見たときなどに生じる疲れ目も、視力低下の原因になります。目の筋肉が凝り固まる影響で、ものが見えづらくなり、かすみやぼやけなどの症状を引き起こすのです。
疲れ目による視力低下は年齢に関係なく発生し、若い方でも老眼のような症状に悩まされることがあります。あくまでも一時的な症状ではありますが、続くと長期的な視力低下、頭痛、吐き気、ドライアイなどの原因になるので注意が必要です。

病気

白内障、緑内障、網膜剥離、加齢黄斑変性などの病気も視力低下の原因になります。とくに多いのが白内障による視力の低下です。加齢にともなって発生し、かすみやぼやけなども感じやすくなります。徐々に見えづらくなってきた、充血や痛みなどの違和感がある場合は、早めに眼科で検査を受けましょう。

 

疲れ目が原因の視力低下を防ぐセルフケア方法

こまめに目を休ませる

疲れ目による視力低下は、セルフケアである程度予防できます。まずは目をこまめに休ませる習慣をつけましょう。1時間に10分の休憩を取り、目を閉じたり遠くを見たりすると効果的です。まとめて時間がとれない場合は10分ごとに1分休むなど、ライフスタイルにあった休ませ方を見つけましょう。

まばたきの回数を増やす

ものを集中して見るとまばたきの回数が減り、筋肉の緊張や眼球の乾燥が生じます。それが疲れ目による視力低下の原因になりますから、できるだけまばたきの回数を増やしましょう。たとえば本を読むときは「1文読んだら目を閉じる」など、普段から意識することがポイントです。

疲れ目を緩和する成分を摂る

緑黄色野菜や卵黄などに含まれるルテインとゼアキサンチンには、ものを見るときのコントラスト感度を改善する効果があります。ぼやけやかすみを軽減したい方、目の調子を整えたい方は積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。ルテイン・ゼアキサンチン配合のサプリメントを活用するのも効果的です。

 

疲れ目による視力低下はセルフケアで防ごう

 

今回は、視力低下の原因や疲れ目との関係をご紹介しました。加齢や病気による視力低下は防ぐのが困難ですが、疲れ目対策は今すぐにでも始められます。くっきりはっきりと見える健康的な目を保つために、できることから取り入れてみましょう。

コラム一覧へ