「妊活を始めようと思っているけれど、生理不順だから心配……」「生理不順だと妊娠しづらくなりそうだけど、本当はどうなの?」など、生理に関わる不安や疑問を抱えている女性は多いもの。そもそも生理不順とはどのような状態なのか、妊活への影響や対処法とあわせてチェックしてみましょう。
そもそも生理不順とは?
月経周期が25日~38日を外れる
月経周期とは、月経開始日から次の月経が始まる前日までの日数のこと。この周期が25日~38日だと正常で、外れた場合は生理不順(月経不順)だと考えられます。
また、周期が不規則で、7日以上の変動がある場合も生理不順の疑いがあります。月経周期が短すぎる場合、長すぎる場合、変動が激しい場合は、生理不順の可能性があると考えましょう。
生理不順でも排卵があれば妊娠できる
「生理不順だと妊娠しづらそう」と思っている方も多いかもしれませんね。しかし、生理不順であっても排卵をともなう月経があれば妊娠できます。
逆に、月経周期が正常でも、排卵がないと妊娠できません。必ずしも生理不順が不妊につながるわけではないので、誤解しないことが大切です。
生理不順が妊活に与える影響
性交のタイミングが合わせにくくなる
上述したように、生理不順でも自然排卵があれば妊娠できます。しかし、周期が不安定なので性交のタイミングがつかみにくいことがデメリットといえるでしょう。タイミングがずれれば妊娠の確率が低下する原因になるので、妊活中の方はいささか注意が必要です。
生理不順が疑われるときの対処法
婦人科を受診する
妊活を始めるにあたって生理不順が疑われる場合は、まず婦人科を受診しましょう。生理不順の原因が病気の場合は、治療が必要になります。病気や排卵の有無を確かめるために、できるだけ早い検査をおすすめします。
基礎体温をつける
基礎体温をつけることは、排卵のタイミングを知る手がかりとなります。正常な排卵が起きている場合、基礎体温は排卵日を挟んで低温期と高温期の二相に分かれるのが特徴です。月経→低温期→排卵→高温期→月経といったサイクルが見られれば、排卵が起きている可能性が高いでしょう。
逆に基礎体温が低い状態が続く低温一相性の場合は、無排卵の恐れがあります。月経が来ていても排卵をともなわない不正出血の可能性が高いので、妊娠を望んでいるなら早急に婦人科を受診しましょう。

妊活のためには基礎体温や排卵のチェックが大切
今回は、生理不順と妊活の関係についてお伝えしました。自分の月経周期や排卵の有無がきちんと把握できていないと、いつまでも「生理不順かもしれない」「妊娠しづらいかもしれない」と不安を持ち続けてしまうもの。妊活を考えているならまず月経周期や基礎体温を記録したり、婦人科で検査したりして、今の体の状態を確認しましょう。