冬は暖房器具の影響で室内の乾燥が進むため、加湿器を使うことが多いですよね。その一方で、春が近づいてくると「いつまで加湿器を使うべきなの?」と悩んだことはありませんか? 今回は、加湿器が必要な期間の目安を、安全に使い続けるための注意点とあわせてご紹介します。

 

加湿器が必要な期間の目安とは

一般的には10月下旬から4月末まで

加湿器の使用期間は、一般的に10月下旬から4月末頃までといわれています。そもそも室内の空気が乾燥するのは、気温が低下してエアコンなどの暖房器具を使用するせいです。よって、加湿器を使う時期は、暖房器具を使う期間とほぼ同じと考えていいでしょう。

悩んだら室内の湿度を目安にしよう

人が快適に生活できる湿度の目安は、40~60%です。これは、40%以下になると風邪やインフルエンザなどのウイルスが活性化しやすくなり、60%以上になるとカビが繁殖しやすくなるため。 つまり、室内の湿度が40%以下になるなら、どんな時期でも加湿器を使ったほうが良いということになります。「いつまで加湿器を使っていいの?」と悩んだ時は、湿度を目安にしてみてはいかがでしょうか。

 

加湿器を安全に使い続けるための注意点

使用中は過加湿に注意する

上でもお伝えしたように、湿度が60%以上になるとカビが繁殖しやすくなります。たとえ暖房器具を使う時期でも、湿度が60%以上になったら加湿器の電源をオフしておきましょう。設定した湿度に自動で調節してくれる加湿器を使えば、より安全で快適な環境をキープできますよ。

水が残っていても毎日入れ替える

気温が上がってあまり加湿が必要ない時期になると、タンク内の水が翌日まで残ることがあります。しかし、残った水には雑菌が繁殖しやすくなっています。たとえタンク内に水が残っていても、それを再利用せず、毎日新しい水に入れ替えましょう。 

加湿器のお手入れは説明書通りに

どんなに優れた機能を持つ加湿器でも、お手入れを怠っていると内部に雑菌が繁殖し、アレルギーや肺炎などの原因になる恐れがあります。必ず説明書をよく読み、推奨されるお手入れを適切な頻度でおこないましょう。

片付ける時は完全に乾燥させてから

加湿器を使わない時期になったら、片付ける前に内部をしっかり掃除します。製品によって掃除方法も異なるので、事前に説明書を確認しましょう。
そして片付けるときは、加湿器のパーツや内部をしっかり乾かすことが大切です。水分が残ったまま片付けると雑菌が繁殖し、翌シーズンにカビや異臭が発生する恐れがあるので注意してくださいね。

 

「室内の湿度」で加湿器の使用期間を決めよう

 

今回は、意外と分かりにくい加湿器の使用期間についてご紹介しました。湿度はお住まいの地域によって異なるため、使用期間を「いつからいつまで!」とはっきり限定することはできません。しかし、人体にとって快適な湿度は大体決まっているので、ぜひ湿度計を見ながら必要な時期に使ってくださいね。

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