かかとのひび割れに悩んでいる方は意外と多いもの。悪化すると歩いたときにひび割れが深くなり、痛みや出血までともなうことがあるため、早く改善したいですよね。そこで今回は、ひび割れが生じる原因を、つるつるのかかとを取り戻すセルフケア方法とあわせてご紹介します。
かかとがひび割れる原因とは?
乾燥
かかとがひび割れる大きな要因は、皮膚の乾燥です。皮膚の水分量が低下するとターンオーバー(皮膚が生まれ変わるサイクル)が乱れ、角質が厚くなります。厚くなった角質はカチカチに硬くて柔軟性がないため、体重の重みによってひび割れやすくなるのです。
刺激
圧力や摩擦などの刺激も、かかとのひび割れを引き起こす原因になります。刺激が加わるほど皮膚の防御反応が働き、角質を厚くして内部の細胞を守ろうとするのです。たとえば歩くときにかかとに体重をかけすぎている人、クッション性のない靴を履いている人などは、ひび割れが起きやすいでしょう。
かかとのひび割れを改善するケア方法
入浴して角質をやさしく取り除く
湯船に浸かると、硬くなったかかとの角質が水分を含んで柔らかくなります。38~40℃のお湯に15分ほどゆっくり浸かると効果的です。
そして体を洗うときに、かかともボディタオルなどでやさしくマッサージしながら洗いましょう。不要な角質が除去されて、柔軟な皮膚を取り戻しやすくなります。 ただし、強くこすると刺激になり、かえってターンオーバーの乱れを招いてしまいます。あくまでもやさしく、撫でるように洗うことがポイントです。
クリームで保湿をする
お風呂から上がったら、かかとまでしっかりボディクリームで保湿しましょう。保湿はなるべく早く、かかとの水分がまだ完全に乾いていない状態でおこなうとベスト。クリームで皮膚を覆うことで、水分の蒸発を防げますよ。
さらに、その上から靴下を履くと◎。ラッピング効果で浸透力が高まるうえに、ベタつきによるホコリの付着なども予防できます。
歩き方や靴を見直す
かかとのみに体重をかける歩き方をすると、ひび割れが起きやすくなります。足を地面につけるときは、かかと→足裏の上部→足の指へと重心を移動させて、圧力を分散させましょう。立つときも、かかとだけでなく、つま先を含めた足裏全体に体重をかけるようにすると効果的です。
また、底のクッション性が高い靴を履くことも、ひび割れの予防につながります。底の薄い靴やハイヒールなどは避けて、底に厚みがあって柔らかいスニーカーなどを利用してみてはいかがでしょうか。
適切な「かかとケア」でひび割れを解消しよう
かかとはあまり他人に見せない部位のため、ケアがおろそかになりがちです。しかし、適切にケアしていないとひび割れが悪化し、人前で裸足になれなくなってしまうことも。つるんとキレイなかかとを取り戻すために、ぜひご紹介したようなケアを取り入れてみてくださいね。