健康寿命とは、健康上に大きな問題がなく、自立して元気に過ごせる期間のこと。そんな健康寿命を延ばすためには、食事や運動だけでなく歯のケアも見直す必要があるってご存じでしたか? 意外と見落としがちな歯の重要性を、健康かつ美しく保つケア方法と一緒にチェックしましょう。

 

健康寿命に関わる「歯」の重要性とは

歯の健康は全身の健康につながる

人が健康的な生活を送るためには、バランスのいい食事を続けることが大切です。そこで重要となるのが、咀嚼するための「歯」。自分の歯でしっかり噛んで食べると、消化吸収が促進されて代謝や体力も向上します。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という”8020運動”が推進されているのは、充実した食生活を送り、病気を防ぐためでもあるのです。 また、美しく健康的な歯は、見た目の若々しさも維持してくれます。美容に気を遣う方にとってもオーラルケアは重要といえますね。

 

自分の歯を健康かつ美しく保つ方法は?

歯科で定期的な検診や歯石除去を

「歯医者は虫歯ができたら行くもの」と思っていませんか? それは大きな誤解で、健康的な歯を維持するためには定期的に歯科検診へ行くことが大切です。また、自分では取り除けない歯石も定期的に除去してもらいましょう。歯周病や口臭の予防につながります。

食後すぐに歯を磨く

美しい歯を保つためには、家でのセルフケアも重要です。オーラルケアの基本は、食後すぐに歯を磨くこと。食後はプラーク(歯垢)の活動が活発化するので、ほとんどの歯科医師は食後すぐの歯磨きを推奨しています。磨き忘れのほうが歯にダメージを与えるので注意しましょう。

歯を磨くときに力を入れすぎない

歯を磨くときに力を入れすぎるとエナメル質や歯茎が傷つく恐れがあります。エナメル質が薄くなると知覚過敏や黄ばんで見える原因になるので、軽い力でブラッシングしましょう。歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で磨くことがポイントです。

歯間のケアも忘れずに

歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢が溜まる傾向があります。デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具も併用したいですね。

着色汚れを招く飲み物・食べ物に注意する

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色の濃い飲み物や食べ物は歯の着色汚れを招くので注意が必要です。頻繁に口にする場合は、歯医者などによるオフィスホワイトニングやセルフでおこなうホームホワイトニングの併用をおすすめします。ただし、ホワイトニング直後は染まりやすい状態なので2~3日は控えたほうがいいでしょう。

 

正しいオーラルケアで美しく健康的な毎日を

 

今回は、歯の重要性や適切なケア方法についてご紹介しました。正しいケアや検診、治療をおこなえば、いくつになっても美しく健康な歯を保つことができます。食事や運動などとあわせて、毎日のオーラルケアも見直してみてくださいね。

コラム一覧へ