妊娠のために「妊活中からアルコールの摂取を控える」という女性は多いですよね。では、ノンアルコールビール(ノンアルコール飲料)は飲んでも問題ないのでしょうか。飲むときの注意点や飲料の選び方とあわせて見ていきましょう。

 

妊活中にノンアルコールビールを飲んでも大丈夫?

アルコール度数0.00%であれば問題ない

結論からお伝えすると、アルコール度数0.00%の飲料であればアルコールが含まれていないか、限りなくゼロに近いため、アルコールを避けたい方も飲んで問題ありません。アルコール0.00%なら、妊娠中や授乳期に飲んでもアルコールによる影響はないとされています。

アルコールが微量に含まれる飲料には注意を

そもそも日本の酒税法による「ノンアルコール飲料」とは、アルコール度数1%未満の飲み物のこと。ノンアルコールビールやノンアルコール飲料すべてが「アルコールゼロ」というわけではありません。たとえばアルコール度数が0.03%の飲料でも、ノンアルコール飲料と表示できてしまうのです。アルコールを絶対に摂取したくない場合は、度数をしっかり確認することが大切です。

 

ノンアルコール飲料の適切な選び方・飲み方

アルコール度数0.00%を選ぶ

上でもお伝えしたように、アルコールを避けたい妊活中の方は、アルコール度数0.00%の飲料を選びましょう。近年ではさまざまな種類が発売され、ノンアルコールビールやノンアルコール酎ハイだけでなくノンアルコールワインでも度数0.00%が登場しています。食事や好みに合わせて選べるのは嬉しいですよね。

国内産を選ぶ

アルコールに気をつけたい方は、できるだけ国内産のノンアルコール飲料を選びましょう。なぜなら外国産は、国内産と表示基準が異なり、アルコール度数が高いものもノンアルコール飲料として販売されていることがあるためです。「Alc. 0.00%」と明記されていればほぼ心配ありませんが、表示が曖昧なものは避けましょう。

糖分やカロリーに注意する

たとえノンアルコール飲料でも、糖分やカロリーの摂りすぎには注意したいもの。血糖値の急上昇や肥満は妊活に悪影響を与える恐れがあるので、くれぐれも適量を心がけたいですね。

飲みすぎは体を冷やすのでNG

近年では糖質オフ・ゼロカロリーのノンアルコール飲料も増えており、「これならいくらでも飲める」とたくさん飲んでしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、ノンアルコール飲料は冷蔵庫でしっかり冷やして飲むことが多く、飲みすぎると体が冷える原因になります。体が冷えて血行が悪くなると子宮機能に悪影響を及ぼす恐れもありますから、たとえゼロカロリーでも飲みすぎないことが大切です。

 

妊活中もノンアルコール飲料を上手に活用しよう

 

今回は、妊活中に気になるノンアルコールビール(ノンアルコール飲料)の飲み方についてご紹介しました。お酒の味が好きだった方だと、まったく飲めないことがストレスになる恐れもあります。ノンアルコール飲料を上手に取り入れて、美味しく楽しくストレスを解消していきたいですね。

コラム一覧へ