出産を間近に控えた臨月は、生活の中でさまざまなことに気をつける必要があります。今回は臨月の過ごし方や注意点を、出産のために準備しておきたいこととあわせて確認してみましょう。妊婦さんご本人だけでなく、ぜひ周りの方も知っておいてくださいね。
臨月の過ごし方や注意点とは
適度な運動で体力をつけておく
出産時には、フルマラソンを走るくらいの体力が必要だといわれています。安静にすることも大切ですが、医師から止められていない限りは体力が低下しないよう適度に動いておきましょう。 ただし、息が切れるほどの激しい運動はNGです。マタニティヨガや散歩など、マイペースにおこなえる運動を取り入れてくださいね。
転ばないように細心の注意を払う
お腹が大きくなると体のバランスが取りずらく、踏ん張りもきかなくなるため転倒しやすくなります。妊娠後期に転倒してお腹を強く打った場合、切迫早産を招く恐れも。お風呂場など足元が濡れた場所や段差は特に転びやすいポイントですから、ゆっくり慎重に歩きましょう。
旅行などいつもと違う行動は避けて
臨月は、いつお産が始まってもおかしくない時期です。旅行などの遠出をすると、すぐに病院に行けないなどのリスクがありますから、お出かけは近所で済ませましょう。他にも、重い荷物を持つ、お腹を圧迫する、車を運転するなど、体に負担をかける行為は一切避けてくださいね。
出産前に準備しておきたいこと
出産と入院に必要なものを揃える
お産まであとわずかですから、出産と入院に必要なものをしっかり揃えておく必要があります。すでに準備してある場合でも、入れ忘れがないか再確認しましょう。 出産準備では、陣痛から出産までに必要最低限なアイテムを入れた「陣痛バッグ」と、産後から退院までに必要な荷物を入れた「入院バッグ」を用意しておく方法が一般的です。以下に一例をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。初めての場合は身近な先輩ママに必要なもの、あると便利だったものを聞いておくといいでしょう。
【陣痛バッグに入れるものリスト】
- 財布(現金※小銭を多めにいれておく)
- 母子手帳
- 健康保険証
- 診察券
- 必要書類
- 筆記用具
- 印鑑
- 飲み物(500ml)
- ペットボトルストロー
- フェイスタオル
- 産褥ショーツ
- 産褥パッド
- ナプキン
- 軽食(ゼリー飲料やお菓子など)
- スマホ・充電器
- パジャマ など
【入院バッグに入れるものリスト】
- 着替えのパジャマ
- 授乳ブラジャー
- 母乳パッド
- タオル一式
- 洗面用品(シャンプーや化粧品など)
- 羽織もの(カーディガンやブランケットなど)
- カイロ
- 耳栓 など
ベビー用品を用意・確認しておく
赤ちゃんをいつお迎えしてもいいように、ベビー用品も一式揃っているか確認しておきたいもの。購入したベビー服やベビー布団はすぐに使えるように水通しをしておきましょう。

周りと協力しながら臨月をゆったり過ごそう
今回は、臨月の過ごし方をご紹介しました。臨月は何かと注意点が多く不安になりがちな時期ですが、一人で抱え込むと心身に良くありません。注意すべきことを周りと共有しながら、無理なくゆったり過ごしてくださいね。