「太ももの前が張って脚が太く見える」「ダイエットしたのに太ももの前張りが直らない」と悩んでいる女性は多いもの。前ももが太いと脚全体まで太く見えて、タイトな服を着たときに気になってしまいますよね。そこで今回は、太ももの前張りを招く原因を、改善につながるストレッチ方法とあわせてご紹介します。
太ももの前張りを招く原因とは
姿勢が悪い
太ももの前張りには、普段の姿勢が深く関係しています。たとえば骨盤が前に傾くような反り腰になっていると、体の前側に重心が傾き、前ももに力が入りやすくなります。その結果、その部分の筋肉だけが発達してしまい、太くなってしまうのです。また、片足に重心をかけていたり、脚を組んで長時間座っていたりすることも、太ももの前張りを招く恐れがあるので注意しましょう。
ヒールの高い靴を履く
ヒールの高い靴を履くとおのずとつま先に力が入り、反り腰と同じように骨盤が前に傾きやすくなります。その状態で長時間立ったり歩いたりをくり返していると前ももの筋肉だけが過剰に発達し、張ってしまうのです。
間違った方法での筋トレ
筋トレは筋肉に適度な負荷をかけて筋力や代謝を上げる行為で、健康やダイエットにもつながります。しかし、スクワットなどを間違った姿勢で続けていると、前ももの筋肉だけ発達してしまうことがあります。自己流で筋トレをおこなっている人は、このケースを招きやすいので注意が必要です。
太ももの前張りを改善するには?
腸腰筋や前ももを伸ばすストレッチをする
腸腰筋とは、上半身と下半身をつないでいるインナーマッスルのこと。この部分が硬くなると骨盤が前に傾き、姿勢が崩れやすくなります。前ももと同時に腸腰筋を伸ばすストレッチをおこない、前張り改善を目指しましょう。
【ひざを立てておこなうストレッチ】
- マットなどの上に膝を置き、膝立ちになる
- 右脚を一歩前に出して片膝立ちになり、両手を膝の上に置く
- 上体を前に引くと同時に左膝を後ろに引き、左脚の付け根と前ももをぐーっと伸ばす
- そのままの体勢で5回ほどゆっくり呼吸をくりかえす
- ※付け根と前ももの伸びを感じながら呼吸しましょう。
- 膝立ちに戻り、反対側も同様におこなう
【寝転がっておこなうストレッチ】
- 仰向けに寝る
- 片方の脚を曲げて、足の裏をお尻にくっつける
- 脚の付け根と前ももの伸びを意識しながら、5回ほどゆっくり呼吸をくりかえす
※腰が反ったり浮いたりしないように気をつけましょう。痛みを感じる場合は柔軟性が低下しているサインです。慣れないうちは無理をせず、できる範囲でおこなってください。 - 脚を戻し、反対側も同様におこなう

日頃から前ももに負担をかけないことが大切
今回は太ももの前張りの原因と対策ストレッチをご紹介しました。ストレッチと同時に普段の姿勢を見直したり、できるだけフラットな靴を履いたりすることも大切です。「前ももに負担をかけているな」「姿勢が悪くなっているな」と感じたらすぐに止めて、理想的な太ももを目指していきたいですね。