「透明感のある肌を保ちたいから、普段から顔や体の日焼け対策を徹底している」という方は多いもの。では頭皮の日焼け対策はどうでしょうか? 頭皮にも十分な対策をとらないと、美容面にさまざまなダメージを与えてしまいます。頭皮が紫外線を浴びたときのリスクを、具体的な対策やアフターケア方法と一緒に探ってみましょう。
頭皮が日焼けすると起きるトラブルとは
頭皮の炎症・乾燥・フケ
肌が日焼けをすると、火傷をしたときと同じように炎症が起きて赤くなります。それと同じように、頭皮が紫外線を浴びたときも炎症が生じ、赤み、かゆみ、痛みなどの原因になってしまいます。また、紫外線は肌の水分を蒸発させるため、乾燥によるフケや皮むけなどを招くこともあります。
薄毛のリスクが高まることも
紫外線によって毛根にダメージを受けると、薄毛のリスクが高まる恐れもあります。すぐに抜け毛や薄毛が生じるわけではありませんが、頭皮環境の悪化が徐々に育毛にも悪影響を及ぼすのです。紫外線ダメージは蓄積するため、継続的な対策が必要です。
頭皮のために続けたい日焼け対策術
UVカットの帽子や日傘を使う
UVカット効果のある帽子や日傘を使えば、頭皮に降り注ぐ紫外線をしっかりブロックできます。購入するときはUVカット率ができるだけ高いものを選びましょう。帽子と日傘を併用すれば、より安心です。
日焼け止めスプレーを使う
帽子や日傘が使えないシーンでは、頭皮や髪にも利用できる日焼け止めスプレーを使いましょう。日焼け止めは時間の経過とともに落ちていくので、2~3時間おきにスプレーし直すことがポイントです。ただし、汗をかいたときは時間が経っていなくても落ちてしまっています。タオルで拭き取り、再度スプレーしてくださいね。
頭皮が日焼けしたときのアフターケア方法
まずは日焼けした部分を冷やす
頭皮をうっかり日焼けしてしまったときは、炎症を鎮めるためにまず冷やしましょう。冷水を含ませて絞ったタオルや、タオルでくるんだ保冷剤などを頭皮に当てると効果的です。汗をかいた後などはすぐに洗いたいと思うかもしれませんが、赤みやヒリヒリ感があるときは無理して洗わず、しばらく様子を見ることをおすすめします。
落ち着いたら洗浄と保湿を
日焼けによる症状が十分に落ち着いたら、シャワーで汚れを洗い流します。頭皮は決してこすらず、なでるようにやさしく洗ってくださいね。ドライヤーで乾かすときも頭皮を温めすぎないように、低温の温風もしくは冷風を使いましょう。ドライ後は、頭皮用ローションで保湿をすると乾燥やフケの予防に効果的です。
頭皮も肌と同じように日焼け対策を徹底しよう
今回は、意外と忘れがちな頭皮の日焼け対策についてお伝えしました。肌と同じように髪もキレイに保ちたいなら、頭皮の日焼け対策も徹底することが大切です。UVカットの帽子や日傘を使えば簡単に対策できますから、外出時には気をつけるようにしたいですね。