妊活中は体の冷えや睡眠不足など、避けなければならないことがいくつかありますよね。だからこそ、生活習慣の中にも気をつけるべき点がたくさんあります。今回は、普段何気なくやってしまいがちだけれど、妊活のために避けたい生活習慣を5つご紹介します。
妊活のために避けたい生活習慣
長時間の座りっぱなし
現代人はデスクワークなどの影響で、長時間座りっぱなしになりがちです。しかし、長い時間座っていると下半身の筋肉が活動せず、全身への血の巡りが悪くなってしまいます。たとえ体が冷えていなくても血流が悪化し、卵巣や子宮の機能が低下する恐れもあるのです。少なくとも1時間に1回は立って屈伸などの体操をし、全身の血行を促してあげましょう。
寝る直前の食事
妊活力を高めるためには、質の高い睡眠が必要です。だからこそ、食事の時間には気をつけたいもの。寝る直前に食事をすると、食べ物を消化するために胃腸に血液が集中し、睡眠の質が低下してしまいます。胃酸が逆流して胃もたれや胸やけを招くこともありますから、夕食は寝る2~3時間前までにとりたいですね。
夜遅くまでスマホやPCを見る
就寝前にスマホやタブレット、PCなどでSNSをチェックする……そんな行為も睡眠不足を招く原因になります。スマホなどの画面から発せられるブルーライトは脳を覚醒させ、眠りを浅くする恐れがあるのです。妊活のためにSNSで情報交換をしている方も多いかもしれませんが、就寝1~2時間前はできるだけ見るのを控えましょう。
日光をまったく浴びない
「紫外線はシミやシワの原因になるから、日光を徹底的に浴びないようにしている」という女性は多いもの。しかし、適度な日光浴はビタミンDの合成に必要だといわれています。
そもそもビタミンDは、着床率や妊娠率の向上に関連していて、妊活時にも積極的に補うべき栄養素です。日焼けしない程度に日光を浴びることも大切なのです。
ビタミンDの合成に必要な日光浴の時間は、地域や季節によって異なります。全身に浴びる場合、東京(正午)であれば7月だと約1分、12月だと6~7分です。目安にしてみてくださいね。
出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
朝食を食べない
起きた直後は1日のうちで最も体温が低下していますが、朝食を食べると熱が生まれて体温が上昇します。エネルギーを得るためだけでなく、冷えを防いで代謝を高めるためにも、朝食は欠かせないのです。忙しくて時間がない方、適正体重のために摂取カロリーを減らしたい方も、温かいスープや飲み物ぐらいは口にしておきましょう。

妊活を始めたら生活習慣を見直してみよう
今回は、妊活のために避けたい生活習慣を5つピックアップしてご紹介しました。これらはいずれも夫婦両方が気をつけたいポイントでもあります。夫婦二人で、毎日の何気ない習慣を見直してみてはいかがでしょうか。