現代人はスマホやパソコンの影響で何かと目が疲れがち。実はその目の疲れが、目元のたるみ、くすみ、シワなどの原因になることがあります。疲れ目が目元の老化を招くメカニズムを、若々しさを保つためのケア方法と一緒に見ていきましょう。
「目の疲れ」と「目元のたるみ・くすみ」の関係とは
血行不良が目元老化の原因に
スマホやパソコンなどで目を酷使していると目元の筋肉が凝り固まり、血流やリンパの流れが滞ります。この血行不良こそ、目元の老化を招く原因になります。
血液が巡りにくいと皮膚に十分な栄養が届かず、たるみ、くすみ、シワなどの原因になってしまうのです。スマホやパソコンを毎日長時間見ている方、目を酷使するような細かい作業をしている方は、目の疲労が蓄積しやすいため注意が必要です。
目元の老化を防ぐ!疲れ目解消ケア
目元を温める
目を使いすぎて凝り固まっていると感じたときは、血行不良が生じています。そんなときは、直接温めるケアがおすすめです。蒸しタオルや温まるタイプのアイマスクを乗せて、血行を促しましょう。酸素が行き渡って血色が良くなるため、クマの予防や改善にもつながります。首や肩の凝りが気になるときは、同時に首元も一緒に温めるといいでしょう。
目の周りにあるツボを押す
目の周りにはたくさんのツボがあり、刺激すると血行が促進されます。疲労回復にも効果があるので、休憩中などに清潔な手でやさしくプッシュしましょう。
蒸しタオルなどで温めたあとに刺激すると、より効果的です。爪が長くて直接押せないときは綿棒を使うと安全ですよ。
【攅竹(さんちく)】
眉頭のすぐ下のくぼみにあるツボ。
かすみ目対策にも効果があります。
親指を当てて、5秒押して離すをくり返しましょう。
【睛明(せいめい)】
目頭のくぼみにあるツボ。
眼精疲労やクマの改善にも効果があります。
目を傷つけないように、鼻筋に向かって押すことがポイントです。
【四白(しはく)】
目から指2本分下にあるツボ。
目の充血や顔のむくみ対策にも効果的です。
人差し指を当てて、5秒押して離すをくり返します。
意識的に目を休ませる&まばたきをする
いくら目元を温めたりツボを押したりしても、目を酷使し続けていると疲れが取り除けません。仕事中は仕方がありませんが、プライベートではスマホやパソコンを極力見ないなど、目を意識的に休ませましょう。
まばたきの回数が減ると疲れ目やドライアイの原因になるので、できるだけまばたきをするように心がけることも大切です。

こまめなアイケアで目元の若々しさを守ろう
今回は、目の疲れと老化の意外な関係についてご紹介しました。「なんだか最近目の周りがくすんできた」「目元のたるみが気になる」と感じているなら、目を酷使していないか、アイケアが正しくできているか、見直してみてはいかがでしょうか。