オートミールはダイエット向きって本当？痩せる食べ方とは

美容や健康意識が高い方から人気を集めているオートミールは、ダイエット向きの食品としても注目されています。しかし、ダイエットに活用するためには、食べ方に気をつける必要も。どのような食べ方が適切なのか、オートミールをダイエットに取り入れた際のメリットと一緒に見ていきましょう。

オートミールがダイエットに向いている理由とは

オートミールはGI値が低く、食後の血糖値を急上昇させにくい食べ物です。お米やパンに比べて血糖値が上がりにくいため、インスリンの過剰な分泌を防ぐとともに、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。また、糖の吸収が緩やかなため、血糖値が急激に上下することによる倦怠感や空腹感も防ぐことができます。

オートミールは30gあたり2.8gもの食物繊維が含まれています。この量は、玄米の約3倍、精白米の約14倍にもなります。食物繊維は便秘予防に効果的で、腸内環境の改善にも役立ちます。

オートミールは水分を吸収して膨らむため、腹持ちがいい食べ物です。ダイエット中の空腹感を防ぎ、物足りなさや過剰な食欲を抑えることができます。

ダイエット向きといわれるオートミールですが、いつもの食事にプラスする形で食べると摂取カロリーが増え、かえって太る原因になってしまいます。ダイエットに取り入れる場合は、お米やパンといった主食の代わりに食べるようにしましょう。

なお、全食事の主食に置き換える必要はありません。朝食や夕食のみ置き換えるなど、ライフスタイルに合わせて取り入れてくださいね。

ダイエットにおけるオートミールの摂取目安量は、1回あたり30gです。少ないように感じますが、水分を吸収させると膨らむので満足感がありますよ。

オートミールはあくまでも主食の代わりですから、おかずもきちんと食べることが大切です。特にタンパク質は代謝を保つために欠かせない栄養素なので、魚、肉、大豆製品、卵、乳製品などをバランス良く食べて不足しないようにしましょう。

また、オートミールを食べる際には十分な水分が必要です。水分が不足するとオートミールの消化が悪くなり、腹痛や便秘を引き起こすことがあります。食事の際には味噌汁やスープを飲む、食後もこまめに水を飲むなど、水分を忘れずに補給しましょう。

SNSなどで話題を集めているオートミールですが、痩せるためにはいくつかのポイントを守ることが大切です。ご紹介したような食べ方を意識して、無理なく健康的なダイエットを続けてくださいね。