ノースリーブやキャミソールを着ると、途端に目立ってしまう二の腕のブツブツ。薄着の季節はコンプレックスになりやすいですよね。そこで今回は、二の腕のブツブツを改善したい方にむけて、発生する原因やケア方法をご紹介します。
二の腕にブツブツができる原因
ターンオーバーの乱れ
二の腕にできるブツブツの正体は、毛穴や毛穴周りに蓄積した角質です。その多くは皮膚疾患の一種である「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」の可能性があります。
通常であれば、皮膚表面の角質はターンオーバーにともなって1ヶ月程度の周期で剥がれ落ちるもの。しかし、毛孔性苔癬の場合、皮膚のターンオーバーが正常におこなわれず、剥がれ落ちるはずの角質が硬くなって蓄積してしまうのです。
ターンオーバーの乱れる原因ははっきりとは分かっていませんが、遺伝やストレス、ホルモンバランスなどが関係しているといわれています。また、皮膚の乾燥やお手入れ不足も角質が蓄積する原因になるため、改善には正しいケアが必要です。
二の腕のブツブツ解消に効果的なケア方法
STEP1.入浴で角質を柔軟にする
二の腕のブツブツは角質が硬くなったものですから、まずは柔らかくする必要があります。そこでおすすめなのが、ゆっくり湯船に浸かること。温めながら水分を含ませることで、硬くなった角質をゆるめるとともに、ターンオーバーを促進できます。熱いお湯だと肌を乾燥させてしまうので、38~40℃のぬるめのお湯がいいでしょう。
STEP2.余分な角質を除去する
入浴で肌が柔らかくなったら、次に余分な角質を取り除きます。お風呂でも使えるボディ用のピーリングやスクラブを使うと効果的です。
ただし、肌をこすって傷つけるのはNG。肌を刺激から守るためにかえって角質が厚くなり、ブツブツが悪化してしまいます。手のひらで撫でるようにやさしくケアしましょう。
そもそも硬くなった角質は、そう簡単には取り除けません。一度で取り除こうとせず、何回かに分けてケアすることが大切です。
STEP3.しっかり保湿をする
肌が乾燥すると硬くなり、ブツブツも悪化しやすくなります。入浴後はしっかり保湿をして、柔軟な状態を保ちましょう。お風呂上がりはできるだけ早く、肌の水分が蒸発する前にうるおいを閉じ込めることがポイントです。角質を柔らかくする尿素や、保湿効果の高いヘパリン類似物質配合のクリームを使うとより効果的ですよ。
ゆっくり地道なケアで自信の持てる二の腕に
今回は、多くの女性が悩まされる症状の原因やケア方法についてご紹介しました。二の腕のブツブツは徐々に蓄積した余分な角質が原因ですから、同じくらい時間をかけてケアする必要があります。ゆっくりながらも確実に対処して、薄着シーズンも怖くない滑らかな二の腕を手に入れたいですね。