妊活中は血行を良くするために適度な運動が必要だといわれていますが、「具体的に何をすればいいの?」と悩んでいる方も多いはずです。そこで今回は、妊活中にも手軽に始められて続けやすいウォーキングをピックアップしてご紹介します。なぜウォーキングが効果的なのか、適切な歩き方とあわせて見ていきましょう。
妊活中にウォーキングをするメリットとは
子宮や卵巣に栄養が届きやすくなる
ウォーキングをすると下半身の筋肉が効率よく使われ、血行が良くなります。その結果、子宮や卵巣に栄養が行き届き、妊娠しやすい環境へ整えることができるのです。また、ウォーキングを習慣化すると骨盤底筋が鍛えられ、冷えや子宮のゆるみも防ぐことができます。
ダイエットにも効果的
妊娠しやすいBMI値は19~25で、BMI値が25以上の場合ダイエットが必要だといわれています。ウォーキングは簡単にできて脂肪燃焼効果が高いため、ダイエットを始めたい方にもおすすめです。
BMIの計算方法=体重kg÷(身長m×身長m)
(例)体重50kgで身長160cmの場合…50÷(1.6×1.6)=BMI19.53
日光を浴びるとビタミンDが作られる
カルシウムの吸収を促すことで知られるビタミンDは、実は妊娠力アップにも関係しています。ビタミンDは日光を浴びると体内で作られるため、屋外でのウォーキングはとても効果的です。
ウォーキングのメリットを活かす歩き方
正しいフォームで歩く
悪い姿勢で歩くと筋肉にアンバランスな負荷がかかり、かえって血行不良を招くことがあります。以下のような正しいフォームで歩きましょう。
- 背筋をまっすぐ伸ばす
- あごを引いて、お腹に軽く力を入れる
- 肩甲骨を中央に寄せて胸を開く
- かかとから着地し、つま先で地面を蹴って進む
- ひじを曲げて前後に腕を振りながら歩く
可能なら夫婦一緒に歩く
ウォーキングは男性の妊活力アップにも効果的です。定期的に運動することで血行を良くし、精子への酸化ストレスを減らすこともできます。ウォーキングは話しながらでもOKなので、可能であれば夫婦一緒に歩いてみてはいかがでしょうか。
「こまめに歩く」でもOK
ダイエットのためには1回20分以上、週に3回以上のウォーキングが推奨されています。しかし、血行を促すことが目的なら、短時間のウォーキングでもOKです。
その場合、できるだけこまめに歩くことがポイント。「階段を使う」「一駅分歩く」など、1日の中でウォーキングチャンスを見つけて合計歩数を増やしましょう。
熱中症・紫外線対策は万全に
日光浴はビタミンD産生に効果的ですが、直射日光による熱中症や紫外線ダメージには気をつけたいもの。比較的涼しい朝方に歩くなど、季節や気温に応じて工夫しましょう。顔は帽子などで守りながら、手のひらだけ太陽に向けて10分程度歩くだけでもビタミンDアップにつながりますよ。

楽しく前向きに歩いて妊活力アップへ
今回は、妊活中の運動に効果的なウォーキングについてご紹介しました。なお、妊活のための運動は楽しく前向きに続けることが大切です。夫婦で会話しながら歩いたり、音楽を聴きながらリズミカルに歩いたりして、ストレス解消&妊活力アップにつなげましょう。