女性のバストは妊娠にともなって大きく形が変わるもの。だからこそバストの型崩れや妊娠線など、さまざまなトラブルも付きまといます。産後・授乳後になってから「もっとケアしておけば良かった……」と後悔しないために、妊娠中に取り入れたいバストケア方法をチェックしておきましょう。
妊娠中のバストの変化&生じやすいトラブル
妊娠中は2カップ程度バストが大きくなる
妊娠中のバストは、妊娠前に比べると最終的に2カップ程度大きくなるといわれています。妊娠5ヶ月頃には1カップアップ、妊娠10ヶ月頃には2カップアップと徐々に大きくなり、重みも増していくのです。また、個人差はありますが授乳時さらにバストが大きくなる方もいらっしゃいます。
型崩れ、乾燥、妊娠線などが生じやすい
バストが大きくなると重みでクーパー靭帯が引っ張られるため、下垂や型崩れが起きやすくなります。妊娠中や産後すぐはハリがあるため気づきにくいですが、授乳終了時には「乳房がしぼんで垂れてしまった……」という方が多いのです。
また、形や大きさの変化によって皮膚にもトラブルが生じやすくなります。急激な変化で皮膚が伸び、乾燥やかゆみ、妊娠線を招きやすいのです。妊娠線というとお腹にできるイメージがありますが、バスト、二の腕、太ももなどにもできることがあるので注意しましょう。
産後に後悔しない!妊娠中のバストケア方法
マタニティブラを着用する
妊娠前に使っていたブラジャーでは妊娠中の大きなバストを支えきれず、型崩れを招いてしまいます。妊娠したらサイズをきちんと測り直し、適切なマタニティブラを着用しましょう。
サイズが合わなくなってきたら再度チェックして買い替える必要がありますが、頻繁に替えるのが難しい場合は産前産後兼用の伸縮性のあるマタニティブラを選ぶと安心です。
クリームで保湿をする
バストの乾燥は、かゆみや妊娠線の原因になります。お風呂上がりや着替えるときなどに保湿クリームをやさしく塗り、皮膚のうるおいや柔軟性を保ちましょう。お腹周りと同じように妊娠線予防クリームを使うと、より効果的にケアできますよ。
過度のマッサージは避ける
クリームを塗るときマッサージをしがちですが、妊娠中は乳腺が発達しているため過度の刺激がNGといわれています。あくまでもやさしく、皮膚をいたわるように塗ってくださいね。
就寝中はナイトブラを着用する
就寝中はバストが横に流れて、ますます形が崩れやすくなります。だからといってマタニティブラは起きているときのためのブラですから、就寝中に着用するのはおすすめできません。就寝中は、寝ているときの動きや流れを想定して作られたナイトブラを着用しましょう。

サイズが変化する産後もバストケアを続けると◎
今回は、妊娠中のバストを守るケア方法をご紹介しました。なお、産後もバストサイズが変化しやすいため引き続きのケアがおすすめです。丁寧なバストケアを続けて、できるだけキレイな形や肌を保っていきたいですね。