妊活中は不妊の原因になる習慣をできるだけ避けたいもの。それは女性だけでなく男性も同じです。今回は妊活中の男性が避けるべき行為を、注意点とあわせてご紹介します。「妊活って何をすれば良い?何をしたらいけないんだろう?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

妊活中の男性が避けたい7つのこと

長風呂・長時間のサウナ

精巣が温まると造精機能や精子の活動が弱まるといわれています。長風呂や長時間のサウナで股間を温めるのは避けましょう。熱いお湯にはもちろん、ぬるめのお湯でも長時間浸かるのは避けたほうが安心です。

膝上にノートPCを長時間乗せる

膝上にノートパソコンを乗せて操作するという行為、無意識のうちにやってしまいがちですよね。しかし、熱が股間に伝わる可能性があるので注意が必要です。机の上に乗せるか、なるべく短時間で操作を終えましょう。

自転車での長時間移動

自転車のサドルによって男性器周辺が長時間圧迫されると、血行不良によって機能が低下する恐れがあります。勃起不全のリスクも上がるといわれていますから、長時間乗る習慣は控えたほうがいいでしょう。

暴飲暴食・体重増加

肥満は性欲低下や勃起不全、精子のダメージなど、さまざまな不妊リスクを招くといわれています。暴飲暴食をしないよう気をつけるとともに、BMIが25を超える場合はダイエットをおこないましょう。

ただし、痩せすぎも精子の質を下げる恐れがあります。BMIが19~25になるよう管理することが大切です。

BMIの計算方法=体重kg÷(身長m×身長m)

食べ物の好き嫌い・偏食

食べ物の好き嫌いが激しかったり、バランスの悪い食事が続いたりしていると、栄養不足によって妊活力が低下してしまいます。妊活中の男性には亜鉛、葉酸、ビタミンD、ビタミンEなどが必要だといわれています。好きなものに偏らず、肉、魚、野菜、大豆製品、乳製品、果物など、さまざまな食品をバランス良く食べるようにしましょう。不足しがちな栄養素はサプリメントで補うのも効果的です。

窮屈な下着やボトムを着る

窮屈な下着やスキニーパンツなどのボトムを履き続けると熱がこもり、睾丸が温まってしまいます。できるだけ普段から股間を締め付けないトランクスや、ゆとりのあるボトムを選びましょう。

育毛剤を内服する

男性ホルモンを抑えるタイプの育毛剤を服用すると、精子の質が下がる原因になります。服用を中止しても、その後副作用が続く恐れがあるので注意が必要です。内服薬は避けて生活習慣を改善したり、外用の育毛剤を使ったりするなど、別の方法で対処しましょう。

意外とやりがち……妊活中の男性が避けたい7つのこと

男性も妊活を意識した生活を心がけよう

今回ご紹介したように、妊活中の男性は股間を温めないこと、体重や栄養の管理をすること、内服薬に気をつけることなどが求められます。加えて、喫煙も控えることが大切。できること、避けたいことをしっかり意識して、スムーズな妊活につなげていきたいですね。

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