「妊娠初期症状が、妊娠に気づくきっかけになった」という女性は少なくありません。 妊娠を心待ちにしている方の中には、「少しでも早く気づきたいから、妊娠初期症状がいつから現れるのか、どのようなものか知っておきたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、妊娠初期症状が現れる時期や、一般的な症状についてご紹介します。

妊娠初期症状はいつから始まる?

そもそも妊娠初期とは、妊娠1~4ヶ月のことを指します。妊娠初期症状が現れるのは、妊娠3~5週ごろ。
早い方だと妊娠3週ごろから現れ始め、5週に入るとつわりに移行していくケースが一般的です。

妊娠初期に現れる主な症状

基礎体温の上昇

妊娠初期の代表的な症状が、基礎体温の上昇です。黄体ホルモンの影響で高温期が2週間以上続き、熱っぽさを感じやすくなります。


頭痛

頭痛も、黄体ホルモンの影響で現れる症状の1つです。ホルモンバランスの変化によって血管が広がることが原因だといわれています。 風邪に似た症状のため、単なる体調不良だと思いこんでしまう女性も少なくありません。

倦怠感や眠気

妊娠するとだるさや眠気に襲われることが多くなります。忙しい方だと、疲れのせいだと勘違いしてしまうことも多いでしょう。 激しい倦怠感があるときは、無理せず休息をとることが大切です。

感情が不安定になる

ホルモンバランスが大きく変化すると、感情のコントロールが難しくなることがあります。 イライラする、すぐに泣いてしまう、怒りっぽくなる、暴飲暴食をしてしまうなどの症状が一般的です。
たとえ情緒不安定になっても自分を責めず、今だけの症状だと割り切ることが大切です。また、無理をせず、周りに甘えてストレスを溜めないようにしましょう。

おりものの変化

妊娠するとおりものにも変化が現れます。一般的に色は乳白色、少し血が混じって薄い茶色やピンク色になることもあります。 水分が多い、においが少ない、量が増えるなど、生理前と違うと感じることが多いでしょう

肌トラブル

女性は生理前になると肌トラブルが現れやすくなりますが、妊娠すると似たような症状が現れることがあります。 多く見られるのが、皮脂の過剰分泌によるニキビ、肌荒れ、テカリなどです。 人によっては乾燥が進み、カサつきやゴワつきを感じることも。インナードライ肌、敏感肌になることも多いので、トラブルが続くときはスキンケアアイテムを見直してみましょう。

下腹部の痛み

下腹部の痛みも、妊娠初期に現れやすい症状の1つです。ホルモンバランスの乱れによって腸の動きが弱くなると、下腹部に痛みを伴います。 生理痛と思い込んでしまいがちですが、自己判断するのは危険です。妊娠の可能性が少しでもある場合は、鎮痛剤を飲まないようにしましょう。

妊娠症状

「妊娠初期症状かも?」と思ったらすばやく対処を

妊娠初期は今回ご紹介した症状の他にも、胸の張り、出血、嗅覚や味覚の変化、消化器官のトラブル、息切れなどが現れることがあります。 妊活をしている方は、何かしらの変化を感じたら妊娠検査薬を使用したり、婦人科を受診したりするなど、適切に対処してくださいね。

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