5月、6月は全国的に見ても湿度が高く、「髪が湿気でうねってまとまらない……」と悩む女性が増えるもの。髪が広がると見た目の清潔感まで失われそうで困ってしまいますよね。今回は、湿気に負けないまとまりヘアを手に入れるために、うねり髪の原因と対策方法を探ってみましょう。

湿気で髪がうねりやすくなる原因とは

生まれつきの髪質

髪が湿気でうねる原因のひとつに、髪質が関係しています。生まれつき髪内部のタンパク質構成が歪んでいたり、水分を吸収しやすい髪質だったりすると、湿気で髪が不均等に膨らみ、うねってしまうのです。子供の頃から髪がうねりやすい方、親もくせ毛の方などは、生まれつきの髪質が影響しているでしょう。

髪のダメージ

「昔はまっすぐの髪だったのに、最近うねりやすくなった」「パーマやカラーリングをしてからうねりが目立つようになった」という方は、髪のダメージがうねりを招いています。パーマやカラーなどによって髪表面のキューティクルが傷つき、水分を吸収しやすくなっているのです。洗浄力の強いシャンプー、ドライヤーやアイロンなどによる乾燥も、ダメージヘアの悪化とうねり髪の原因になるため注意が必要です。

自宅でできる!うねり髪改善ケア

クリームシャンプーで髪の乾燥・ダメージを抑える

「髪を洗った後、パサつきや頭皮の乾燥が気になる……」という方は、シャンプーが合っていない可能性があります。一般的な泡立つシャンプーは洗浄力が高く、皮脂や保湿成分を落とし過ぎてしまうことがあるのです。

そのような悩みを持つ方には、泡立たず保湿効果の高いクリームシャンプーがおすすめです。髪の水分保持をサポートしてくれるため、乾燥やダメージの悪化、うねり髪の予防になります。髪や毛穴の汚れはきちんと落としてくれるので、ベタつきやニオイが気になるシーズンでも安心して使えますよ。

トリートメント後のコーミングで浸透力&補修力アップ

髪のダメージが気になる場合は、シャンプー後に使ってすすぎ流すインバストリートメント、もしくはブロー前に使ってそのまま乾かすアウトバストリートメントを取り入れると効果的です。ダメージを補修する成分が配合されているため、うねり対策にもつながります。

さらに、トリートメントを髪に塗布したら、荒目のコームで髪全体を梳かしましょう。トリートメントが髪1本1本に行き渡るので、補修効果を高めることができます。たったひと手間ですが、仕上がりや手触りに違いが出るので試してみてくださいね。

ドライヤーの風は上から下へ&最後に冷風で乾かす

ドライヤーで髪を乾かすときは、頭の上から下へ風を当てることがポイントです。髪表面にあるキューティクルは根元から毛先に向かってうろこ状に並んでいるため、上から乾かすことで流れが整い、うねりやクセを抑えやすくなります。

また、温風で乾かした後は冷風を当てることも忘れずに。冷やすとキューティクルが引き締まり、髪のツヤを引き出すことができます。

湿気で髪がまとまらない…。うねりの原因と自宅でできる改善ケア

髪のうねりは丁寧なヘアケアで改善しよう

うねり髪の原因は、生まれつきの髪質やダメージ……。そう聞くと諦めてしまいそうになりますが、丁寧なヘアケアを続ければうねりを徐々に改善できます。乾燥を防ぐシャンプーを取り入れたり、トリートメントやドライヤーの使い方などを工夫したりして、湿気に負けないまっすぐヘアを目指しましょう。

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