春は花粉の飛散量が増える季節。「今年も花粉症に悩まされるのかな……」とすでに憂鬱な方も多いのではないでしょうか。しかし、花粉症は早めの対策によって発症を遅らせたり、重い症状を抑えたりすることができます。具体的にどのような対策が有効なのか、自分でできるケア方法と一緒に見ていきましょう。

花粉症は「早めの対策」が肝心!今からやっておきたい予防ケア

健康的な食事・規則正しい生活を心がける

花粉症対策には、根本的な健康管理が欠かせません。睡眠不足や暴飲暴食などによって体調を崩すと、花粉症の悪化を招きやすいといわれています。

できるだけ普段から健康的な食事、規則正しい生活を心がけ、体調を整えておきましょう。花粉症対策に効果的だといわれる食べ物はたくさんありますが、1つに偏らずバランス良く食べることが大切です。

早めにマスク・メガネ・帽子などでガード

花粉症の発症や悪化を防ぐためには、何より花粉を体に付着させないことが重要です。外出の際は早いうちからマスク、花粉除け用のメガネ、帽子、ストールなどを着用し、粘膜や皮膚をガードしましょう。髪の毛には意外と多くの花粉が付着するので、つばの広い帽子、髪をすっぽりと覆い隠せる帽子などがおすすめです。

症状が出る前から治療を始める

花粉症が毎年重めの方、症状を必ず抑えたい方などは、早めに医療機関での治療を始めましょう。症状が出た後より、出る前に治療を始めることで、重症化を抑えやすくなります。治療には、内服薬、点鼻薬、点眼薬などが用いるのが一般的です。

なお、近年話題の舌下免疫療法はスギ花粉が飛散していない時期に治療を始める必要があります。数年を要する治療であり、すぐに効果が現れるわけではないので注意しましょう。

飛散量が多い日は外出時間を短くする

最近では花粉の飛散量をテレビニュースやアプリなどで簡単に知ることができます。できるだけ毎日チェックし、飛散量が多いと予測される日は外出時間を短くして花粉による被害を防ぎましょう。どうしても屋外にいる時間が長くなってしまう場合は、マスクやメガネなどでしっかり防御してくださいね。

家の中に花粉を持ち込まない

たとえ屋外で粘膜や皮膚をガードしていても、衣類や持ち物の表面には花粉が付着しています。そのまま家の中に持ち込めば、花粉症の悪化を招きかねません。玄関のドアを開ける前にブラシなどで払い、花粉を落としてから家の中に入りましょう。

帰宅後はすぐに洗い流す

帰宅後には手洗い、うがい、洗顔などをおこなうと付着した花粉をさらにしっかり落とすことができます。女性はメイクに花粉がくっついていることもありますから、できるだけ早くクレンジングをするといいでしょう。お風呂に入って全身を洗い流すと、より効果的です。

花粉症は「早めの対策」が肝心!今すぐ始めたい予防ケアとは

早めの花粉症対策で「今年はラク」を目指そう

花粉症対策は、症状が出る前から始めることが肝心です。毎年悩まされる不快な症状を少しでも軽くするために、万全な対策を練っていきたいですね。

なお、症状が出てしまった場合でも、花粉から身を守るセルフケアは続けたいもの。症状が重い場合はすみやかに医療機関に相談し、適切な治療を受けましょう。

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