「妊活中だけどダイエットをしたい」と考えている女性は意外と多いもの。しかし「ダイエットをしたら妊娠しにくくなるのでは?」という不安も少なからずよぎりますよね。そこで今回は、妊活中にダイエットをしてもOKなのか、気をつけたいポイントや適切な肥満解消法とあわせてご紹介します。

妊活中のダイエットはOK?それともNG?

太り過ぎの場合はダイエットがおすすめ

ダイエットがOKかNGかは、現在のBMI(体格指数)によって左右されます。まずは以下の式でBMIを計算してみましょう。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

(例)体重55kg、身長160cmの場合…55÷1.6÷1.6=BMI21.48

BMIが25以上だと肥満に分類され、妊娠しづらくなるといわれています。太り過ぎだと排卵障害などが生じ、妊娠力が低下してしまうのです。つまりBMI25以上の方はダイエットをしたほうが妊活にも効果的です。

痩せ過ぎの場合はダイエットNG

BMIが18.5未満だと低体重に分類されます。妊娠するためには太り過ぎだけでなく、痩せ過ぎも良くありません。適正体重でないと、どちらにしてもホルモンバランスが崩れてしまうのです。BMI18.5未満の方、また痩せるとBMI18.5未満になってしまう方は、ダイエットをしないでおきましょう。

妊活中でも続けやすいダイエット法は?

食物繊維の多いものから食べる

食後の血糖値が急上昇すると、体内に脂肪が蓄積しやすくなります。できるだけ糖の吸収を緩やかにするために、食物繊維が多く含まれるものから食べるようにしましょう。

食物繊維はキャベツ、青菜類、ごぼう、わかめ、昆布、きのこ類、納豆、おから、こんにゃくなどに多く含まれています。また、糖質の多い食べ物(白米、パン、麺類、菓子類など)を必要以上に摂りすぎないことも大切です。

高タンパク質・低脂質を心がける

タンパク質は多くのエネルギーを消費する筋肉の材料になりますから、普段からしっかり摂取したいもの。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに含まれていますから、積極的に取り入れましょう。

脂質を摂りすぎないことも重要なので、肉の脂身はできるだけ取り除き、乳製品は低脂肪のものを選ぶことをおすすめします。ただし、青魚の油は代謝を促すオメガ3脂肪酸が豊富なので、取り除く必要はないですよ。

適度な運動をする

ダイエットを成功させるためには、適度な運動も欠かせません。たとえば脂肪燃焼効果の高いウォーキング、筋肉量を増やすスクワットなどを取り入れて、健康的なスリム体型を目指しましょう。音楽を聴きながら、動画を見ながらなど、いずれも楽しくテンポ良くおこなうと継続しやすいですよ。

妊活中にダイエットをしても大丈夫?注意点とおすすめの肥満解消法

妊活中のダイエットは適正体重になることを目標に

衛生面に優れた環境であれば、生卵で食中毒を起こすリスクはとても低くなっ妊娠に適したBMIは20~24といわれています。つまり、これより高い場合はダイエットしたほうが妊娠力が上がるということ。まずは今の体重を測り、もし上回っている場合はご紹介したような健康的なダイエットを始めてみてはいかがでしょうか。

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