梅雨シーズンはどんよりとした分厚い雲に太陽の光が遮られるため、ついつい紫外線対策を怠りがちですよね。
しかし、曇りの日でも目に見えない紫外線は絶えず降り注いでいます。 曇りの日はどのような紫外線に注意が必要なのか、梅雨シーズンに適した対策方法とあわせて知っておきましょう。

曇りの日に降り注ぐ紫外線の種類・量は?

シワやたるみの原因になる「UVA」に要注意!

肌に悪影響を与える紫外線は、主に「UVA」と「UVB」に分けられます。このうち、曇りの日に注意が必要なのはUVAです。 波長が長く、雲を通り抜ける性質があるため、たとえ天気が悪い日でも地上に届いてしまうのです。 降り注ぐUVAは肌の奥にまでダメージを与え、シワやたるみなどの光老化を引き起こします。ハリのある若々しい肌を保つためには、曇りの日でも対策が必要といえるでしょう。

曇りの日でも快晴時の30~80%が降り注ぐ

快晴時の紫外線量を100%とすると、曇りの日は30~80%も届いているといわれています。「曇っているから大丈夫」と油断すれば、肌に紫外線のダメージが蓄積されていきます。 紫外線は未来の肌にまで悪影響を及ぼしますから、天気の悪い日も十分な対策をおこなうことが大切です。

曇りの日に心がけたい紫外線対策方法

日焼け止めを毎日の習慣に

紫外線対策には、まず日焼け止めが欠かせません。朝のスキンケアを終えたら、顔や服から出ている部分の肌に日焼け止めをしっかり塗りましょう。 薄く塗る程度では効果が発揮できないので、説明にある適量を塗ることがポイントです。
なお、UVA防止効果はPA、UVB防止効果はSPFで表されます。通勤や買い物などのデイリーシーンではPA++/SPF30程度、 屋外に長く滞在するレジャーシーンではPA++++/SPF50の日焼け止めを使うといいでしょう。 汗や摩擦などで落ちてしまいますから、2~3時間おきに塗り直すことも大切です。

UVカット効果のある晴雨兼用傘を持ち歩く

「梅雨シーズンは折りたたみ傘を持ち歩く」という方も多いですよね。その傘を、UVカット効果のある晴雨兼用のものにすると、雨が止んだときにも日傘代わりに使うことができます。 UVカット率は商品によってそれぞれですが、内側に黒いコーティング布を使用している傘は遮光効果が高くおすすめです。

サングラスも併用すると◎

紫外線は肌だけでなく目にも悪影響を与えるといわれています。
目から紫外線が吸収されると、網膜が傷ついたり、シミの原因になるメラニンが生成されたりしてしまうのです。 目と肌の両方を守るために、サングラスも併用するようにしましょう。サングラスというと黒いレンズのイメージがありますが、色なしのUVカットレンズを使用した眼鏡でもOKですよ。

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