妊娠中は髪質が変わりやすく、「妊娠前はキレイな髪だったのに、今はパサパサになってしまった……」と悩む妊婦さんも多くいらっしゃいます。何かと大変な妊娠中だからこそ、美容に関するストレスは少しでも減らしたいですよね。そこで今回は、妊娠中に髪がパサつきやすい理由を、できるだけツヤ髪に導くケア方法とあわせてご紹介します。
妊娠中は髪がパサパサになりやすい……その理由とは
栄養不足
妊娠中にみられる髪質の変化には、栄養不足が関係しています。体内に栄養があっても赤ちゃんの成長のために子宮に集中し、髪に行き渡る分が不足してしまうのです。また、つわりによって十分な栄養を摂取できなかった場合も、髪がパサつきやすくなります。
ホルモンバランスの変化
妊娠によって大きく変化するホルモンバランスも、髪がパサつく原因になります。妊娠時は女性ホルモンのバランスが崩れて、髪の水分量や油分量が変わりやすいのです。頭皮がカサついてフケが出たり、抜け毛が増えたりするなど、髪質以外に変化が現れることもあります。
妊娠中におすすめのヘアケア&インナーケア
食事内容を見直す
美しい髪を保つためには、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが欠かせません。妊娠時はどうしても赤ちゃんに栄養が優先的に行ってしまうので、食事バランスを見直し、妊娠前よりも意識して摂るようにしましょう。
とくに葉酸は、赤ちゃんの成長だけでなく髪の健康維持にも欠かせない栄養素だといわれています。食事やサプリでしっかり補ってくださいね。
クリームシャンプーを使う
クリームシャンプーとは、泡立たないクリーム状の洗髪剤のこと。保湿効果が高く、洗浄しながらも髪のうるおいを守ることができます。もし今まで使ってきたシャンプーで頭皮や髪が乾燥しやすいようなら、クリームシャンプーに変えて様子を見てみましょう。トリートメント不要なので、ヘアケアの時短にもなりますよ。
適度な運動やマッサージで血行を良くする
血行が悪くなると頭皮に栄養や酸素が行き渡らず、髪にもダメージが及んでしまいます。妊娠中は外出の機会が減りがちになりますが、軽く散歩をしたり、家の中で動いたりするなど、適度な運動で血行を促しましょう。
やさしいタッチでおこなう頭皮マッサージもおすすめです。※妊娠時は肌も体も敏感なので、強いマッサージは避けましょう。

日々のケアで妊娠中もキレイな髪を目指そう
妊娠中でも、キレイな髪を保ちたいと思うのは当然のこと。つわりや疲れなどに悩まされていると髪のことは二の次になってしまいがちですが、少しでもストレスを減らすために、ぜひご紹介したようなケアを取り入れてみてくださいね。