食後は「ちょっと一服しよう」と体をゆっくり休ませがちですよね。TVを見ながらついつい横になってしまう……という方も多いのではないでしょうか。しかし、ダイエットや糖尿病予防のためには食後でもゴロゴロせず、軽く運動をしたほうがいいといわれています。その理由を、食後に適した運動法や注意点とあわせてチェックしてみましょう。
食後、軽く運動したほうがいい理由とは
血糖値の急上昇を抑えられる
食後の血糖値が急激に上がると、脂肪の蓄積を招くインスリンというホルモンが過剰に分泌され、太る原因になってしまいます。そんな血糖値の急上昇を抑えるのが、食後の運動です。血液中のブドウ糖が利用されて血糖値が低下しやすくなるため、糖尿病の予防にもつながるといわれています。
習慣になれば過食を抑える効果も
「食後に運動をする」というルールを決めておけば、「お腹いっぱいになると苦しくて動けなくなるから食べすぎないようにしよう」とおのずと気をつけるようになります。
また、運動をするとリフレッシュできるため、ストレスによる過食の予防にもつながりますよ。
食後におすすめの運動法は?
10分のウォーキング
食後の運動には、10分のウォーキングがおすすめです。激しい運動は胃腸に負担をかけてしまうので、たとえ元気があっても歩くぐらいがいいでしょう。歩くときは背筋を伸ばし、テンポ良く足を踏み出すことがポイントです。
スクワットや踏み台昇降などもOK
外出が難しい場合は、室内でできるスクワットや踏み台昇降でもOKです。スクワットは腰をゆっくり降ろし、太ももと床が平行になったら1~2秒キープして元の体勢に戻りましょう。できるだけゆっくりした動作で、10~20回程度おこなうと効果的です。
踏み台昇降は低めのステップ台や階段などを利用して、3~5分程度昇り降りをくり返してくださいね。
食後に運動をするときのコツ&注意点
じわっと汗をかく程度の運動が◎
ウォーキング、スクワット、踏み台昇降、いずれにしてもじわっと汗をかく程度の運動が適切です。食後はまだ胃腸も動いているので、息が切れたり、汗がダラダラと出たりするほどのハードなトレーニングは避けましょう。
あくまでも無理はしない
運動はあくまでも健康のためにおこなうものですから、無理をしないことが大切です。「胃が痛い」「お腹が張る」など、運動中に少しでも違和感を覚えたときは無理をせず、すぐに体を休めましょう。
また、お腹いっぱいになると胃腸に余計な負担をかけるため、普段からできるだけ腹八分目を心がけることも大切です。

食後の運動で健康と体型を維持しよう
豆乳は妊運動というと大変なイメージがありますが、ウォーキングやスクワット程度であれば意外とすんなりできるものです。いつまでも健康的な体、理想的な体型をキープするために、食後の運動を習慣にしてみてはいかがでしょうか。