豆乳には大豆イソフラボンや良質なたんぱく質が豊富に含まれていて、美容と健康のために飲んでいる女性も多いもの。ただ、妊活中は食事により気をつけるようになる分、「豆乳もいつも通りに飲んで大丈夫?」と気になりますよね。そこで今回は、妊活と豆乳の関係を、おすすめの飲み方や注意点とあわせてご紹介します。

豆乳は妊活に良い・悪い? 注意点はある?

豆乳は妊活にも良い飲み物!

結論からお伝えすると、豆乳は妊活にも適した飲み物です。豊富に含まれている大豆イソフラボンは女性ホルモンの1つエストロゲン(卵胞ホルモン)と似たような働きをして、妊娠しやすい体作りをサポートしてくれます。

そして良質なたんぱく質は筋肉やホルモンなどの材料になり、健康の維持にも役立ちます。他にもビタミンB群、ビタミンE、カリウムなど、さまざまな栄養が凝縮されていますから、妊活中も取り入れると効果的です。

ただし過剰摂取はNG

豆乳は栄養豊富な飲み物ですが、飲みすぎはかえって良くありません。大豆イソフラボンを過剰摂取すると、体が「エストロゲンの量が多い」と勘違いし、ホルモンバランスが崩れる恐れがあるのです。バランスが崩れると体調不良や生理不順を招くだけでなく、妊活にも悪影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。

妊活中に心がけたい豆乳の飲み方

1日コップ1杯半程度にする

大豆イソフラボンの摂取目安量の上限は、1日あたり70~75mgといわれています。豆乳に換算すると約280~300g程度ですから、飲む量は1日あたりコップ1杯半までにしましょう。大豆イソフラボンは納豆や豆腐などにも含まれているので、大豆製品を多く食べる方はバランスを考えて量を調整することが大切です。

高温期は飲みすぎない

高温期は体内のホルモンバランスが変化し、エストロゲンの量が減るタイミングです。そんなときにエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを過剰に摂取すると、ホルモンバランスが崩れる恐れがあります。高温期は豆乳を飲むのを控えるか、多くてもコップ1杯までにしておいたほうがいいでしょう。

温めてから飲む

冷蔵庫から出したばかりの冷たい豆乳を飲むと、お腹を冷やしてしまいます。妊活中はとくに冷えが厳禁ですから、できれば少し加熱して温かい状態のものを飲みましょう。加熱しすぎると膜が張ってしまうので、沸騰前に止めてくださいね。

電子レンジを利用する場合は、耐熱のマグカップに入れ、600Wで1分ほど様子を見ながら加熱することをおすすめします。カフェインレスコーヒーやスープに入れたりすると、より飲みやすくなりますよ。

「豆乳」は妊活に良い・悪い? 正しい飲み方や注意点をチェック!

適量の豆乳で「妊活」も「美活」もスムーズに

豆乳は妊活にも美容にも役立つ、女性に嬉しい飲み物です。しかし、どんなものでも過剰摂取には注意する必要があります。豆乳も適量を守って正しく取り入れ、日々の健康や将来の喜びにつなげてくださいね。

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