皆さんは春が秋と並ぶ「妊活向けの季節」であるということをご存知でしたか?
今回は「春が妊活をするのに向いている理由」と、春に妊活をする際に注意すべき「花粉症対策」についてのお話しをしたいと思います。
現在妊活中の女性は、ぜひ参考にしてみてください。

春が妊活に向いている理由

まずは、なぜ春が妊活に向いている季節なのかという、理由について見ていきましょう。
冬から春になると、女性の体にはこのような変化が現れるといわれています。

・女性ホルモンの分泌量が増える
春になると日照時間が長くなって日光に当たる時間が増えるため、妊娠力に大きな影響を与える女性ホルモンの分泌量も増えるといわれています。

・冷え性になりにくくなる
妊娠の妨げとなる要因の1つに「冷え性」がありますが、気温が高くなると冷え性になりにくくなるため、女性の体には妊娠しやすい環境が整っていきます。

・生殖器の働きが活発になる
さらに春になると、体が冬の緊張から解放されることで骨盤が開き、生殖器の働きが活発になるともいわれています。

このような理由から、一部の専門家からは「春こそが妊活をするのに最も向いている季節だ」ともいわれているのです。

春の妊活は花粉症対策に注意!

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春に妊活をする上で最も注意しなければならないのが「花粉症対策」です。
花粉症の女性が春に妊活に取り組む場合は、以下のポイントを押さえるようにしましょう。

○花粉症対策は市販薬以外で!

妊活中や妊娠中に花粉症の薬を飲むと、胎児の体に悪影響が及ぶおそれがあるといわれています。
そのため妊活を始めると同時に市販の花粉症用の薬は控えるようにし、どうしても辛い場合は専門医による診断を受けて薬を処方してもらうようにしましょう。
点鼻薬も胎児に多少の影響を与えるといわれているので、避けたほうが無難です。

○薬を使わない花粉症対策をしよう

妊活中は花粉症用の薬を飲まないに越したことはありません。
一時的に薬を飲むのを止め、代わりに以下のような「薬に頼らない花粉症対策」をしてみることをオススメします。

○マスクとメガネをして外出する

花粉が舞う時期にはマスクはもちろんのこと、一緒にメガネ(もしくはゴーグル)もかけるようにすると、より花粉が体内に侵入しにくくなります。
さらに帽子も被るようにしておけば、花粉が髪に付着するのも防ぐことができるでしょう。

○薬以外の治療方法を実践する

「アロマ」や「ハーブティー」「漢方」などは、いずれも花粉症対策に有効だといわれています。
これらの方法は、妊活中の女性の大敵であるストレスも解消してくれるので、一石二鳥といえるのではないでしょうか。

○竹酢液を活用する

竹酢液(ちくさくえき)とは、竹を蒸し焼きにして炭にするときに出る液体のことで、中に含まれているポリフェノールには、痒みの元となっている「ヒスタミン」の放出を抑える効果があるといわれています。
鼻に付ける場合は綿棒を使って直接付けたりスプレーを使ってもいいですし、お風呂に竹酢液を入れることで、湯気から鼻や喉、目に行き渡らせることもできます。
ただし薬のように花粉症の症状を強く抑えるほどの作用はないので、別の対策方法と併用しながら行うと良いでしょう。

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