私たちの身体は、日々の食事からできています。妊娠しやすい身体を作るために、毎日の食生活を見直すことは欠かせない第一歩です。今回は、妊活中におすすめの食材と、逆に避けたほうが良い食材をジャンルごとにご紹介していきます。妊娠力を高めたい女性のみなさん、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「身体を温める食べ物」は妊活の基本
妊活中の女性にとって冷えは大敵です。体内の血流をスムーズに保ち、妊娠に必要な黄体ホルモンの分泌を促すためにも、身体を温める効果のある食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
しょうがや青じそなどの薬味、唐辛子などのスパイスは身体を温めるのにとても効果的な食材です。にんじんやトマト、鮭、牛肉の赤身など「赤い食材」も血流を良くする効果があることで知られています。何を食べようか迷ったら赤いもの! と覚えておくと良いですね。
老化防止食材で体内年齢をキープ
妊娠に重要なのは、実際の年齢よりも体内年齢と言われています。体内年齢をなるべく若くキープしておくことで、卵子の老化を防いで妊娠しやすい状態を生み出すことができます。ほうれん草やかぼちゃなど、色の鮮やかな緑黄色野菜は老化を防ぐ抗酸化作用がたっぷり含まれた食材群の1つです。ワインやカカオ豆に含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンなどでも、高い抗酸化作用を期待することができます。
不妊治療にも使われるビタミンE
女性ホルモンの量を増やし、身体の新陳代謝をアップさせる働きのあるビタミンEは、不妊治療にも使われているほど妊活中には欠かせない栄養素の1つです。エビやハマチなどの魚貝類、それからアーモンドにたっぷり含まれています。アーモンドには女性ホルモンの働きを正常に整えるための亜鉛も豊富なので、妊活中には進んで取り入れたい食材ですね。
カフェインやコレステロールの摂り過ぎには注意
逆に、妊活中にできれば避けたい食材として、カフェインやコレステロールの多い食材が挙げられます。コレステロール値は高くなり過ぎると血液の流れを悪くすることで有名です。妊娠力を高めたいカップルはなるべくコレステロール値を正常の範囲内に保つようにしましょう。マヨネーズや卵のほか、不飽和脂肪酸を多く含む肉やバター、チョコレートも摂り過ぎは禁物です。
栄養バランスの良い食事を心がけるのが一番大切
妊活に良い食材、避けたい食材をそれぞれご紹介してきましたが、良いからと言ってそればっかり食べるのは逆に身体に悪影響を及ぼす可能性もあります。基本は栄養バランスの取れた食事を心がけ、その上で妊活に良い食材をプラスして、妊娠しやすい身体を目指していきましょう。