最近、首の周りにポツポツとした角栓の塊のようなものが目立ってきた……という方はいませんか?
もしかするとそれは、「脂漏性角化症」というイボの一種かもしれません。
今回は、若い女性も悩む「イボ」について、その原因と予防・改善方法を詳しくご紹介いたします。

若い女性にも起こる「老人性イボ」

脂漏性角化症は別名「老人性イボ」または「老人性疣贅(ゆうぜい)」とも呼ばれ、80代以上のほとんどの方に見られるイボです。しかし、老人性イボという名前でありながら早い方で20代から発生し始め、年齢を重ねるにつれてどんどん増えていってしまうという恐ろしいイボです。
全身どこにでも発生しますが、特に多いのは首や顔といった人目につきやすいパーツ。
サイズは小さなものから大きなものまで幅広く、さらに色も皮膚と似た色のものから黒いものまでさまざまです。

老人性イボの原因は?

実は、老人性イボが発生する詳しい原因はまだ完全には分かっていないのです。
しかし、最も大きな原因は「光老化」ではないかと言われています。
光老化とは、紫外線を浴びることで引き起こされる肌の老化を指します。シミやシワの原因となるのも光老化ですね。
つまり、日差しを浴びる機会が多かった方ほど老人性イボが発生しやすいと言えます。
紫外線の影響で首や顔の肌がゴワゴワとして、なおかつくすんでしまっているという方は注意が必要です。

イボを予防・改善するためには?

老人性イボを予防するためには、なるべく若いうちから対策を行っておくことが大切です。
以下の3つの対策を行い、老人性イボの発生を予防していきましょう。
また、イボができてしまった場合も、同様の対策で改善していくことが重要になります。

■ 徹底した紫外線対策

最も重要なのは、やはり第一の原因である紫外線から肌を守ることです。
夏以外も紫外線は降り注いでいるため、一年中紫外線対策を怠らないようにしましょう。日焼け止めだけではなく、アームカバーや日傘、帽子などを使って徹底的に肌を紫外線から守ってあげてくださいね。

■ 肌の乾燥を防ぐスキンケア

紫外線を浴びると肌は乾燥しやすくなってしまいます。さらに、乾燥した肌はバリア機能が衰えてしまうため紫外線の影響をより受けやすくなるという負のサイクルにもなりかねません。
毎日のスキンケアで肌の乾燥を防ぎ、ふんわりとやわらかい肌を保っていきましょう。

■ ヨクイニンを摂取

「ヨクイニン」はイボやシミ、ニキビといった肌トラブルに効果的だと言われるハトムギに含まれる成分です。その効果は遥か昔から知られており、漢方薬として飲まれてきました。
化粧水にも、ハトムギの成分が含まれているものが売られていますよね。
ヨクイニンを飲むのと併せて、ハトムギの化粧水を使用したり、ハトムギ茶を飲んだりするのもオススメです。

老人性イボの原因と対策方法

今回は、幅広い年代の女性を悩ませる老人性イボの原因と予防・改善方法についてご紹介いたしました。
目立つところにイボができると、どうしても気になって気分が落ち込んでしまいがちです。
また、病院での施術が必要なレベルにまで進行してしまうと、時間も金銭もかかってしまいます。日々のケアを大切にして、老人性イボを予防・改善していきましょう。

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