女性にとって出産は、人生の中でも大きな出来事のひとつです。
安心して赤ちゃんを産むためにも、妊娠前には自分の身体についてさまざまな角度から健康状態を確認しておくことが大切です。
妊娠した後で「あんな風にしておけば良かった……」と後悔しないためにも、妊娠前にあらかじめ準備すべきことを把握しておくと良いでしょう。
ここでは、妊娠前に準備しておきたいことについて見ていきましょう。

妊娠前の健康診断・検診・検査の重要性

安心して産むために

妊娠前に健康診断をしておくことで、自分の身体の状態を確認することができます。その結果、良好な健康状態であれば安心して妊娠のタイミングを待つことができます。
もし、気になる点がある場合でも、妊娠前にきちんと治療をすることができるので不安を抱えずに済むでしょう。
なかには妊娠中に飲んではいけない薬もあるため、できるだけ妊娠前に治療を済ませて体調を万全にしておくと良いでしょう。

妊娠前に準備しておきたい大切なこと3つ

1. 健康診断を受けて体調を万全に整えておく
健康診断の内容は、血圧測定、尿検査、血液検査、胸部のレントゲン撮影などがあります。
これらの検査によって内臓の機能に異常がないか、貧血の有無、血圧の状態などを確認することができます。
また、妊娠中は赤ちゃんに対するレントゲン撮影のX線の影響が気になるデリケートな時期であるため、妊娠前の健康診断でX線も受けておくと安心です。

2. 婦人科検診を受けて女性ならではの病気の対策をとる
婦人科検診の内容は、子宮がん検診、乳がん検診などがあります。 妊娠中は女性ホルモンのひとつエストロゲンの分泌が活発になることから、万が一乳がんになってしまっていた場合、進行する恐れがあります。
子宮がんや乳がんは早期発見することが大切なので、妊娠前の大切な準備として婦人科検診を受けておくと安心です。

3. 感染症検査を受けて必要な予防接種を済ませておく
感染症検査の内容は、風疹、水痘(すいとう)、B型肝炎などがあります。
妊娠初期に風疹や水痘になると、赤ちゃんの身体の形成に影響が出る可能性があります。
また、お母さんがB型肝炎に感染している場合母子感染の恐れも。 このような感染対策として、妊娠前に感染症検査を受けるようにしましょう。
その結果に応じて、妊娠前に予防接種を済ませておくことが大切です。

妊娠中に、万が一病気が発覚した場合、赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があります。
それを防ぐためにも、妊娠前に一通りの検査をしておくと良いでしょう。

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