生理中は腹部に痛みを感じることが多々あります。 しかし、あまりにも生理痛がひどい場合、何かの病気によって痛みが生じているのかもしれません。 ここでは、生理痛で注意すべきポイントについてご紹介します。

ひどい生理痛は病気の恐れも

日常生活が困難になるくらいのひどい生理痛は、何らかの病気が原因となっている可能性があります。ひどい生理痛を引き起こす病気には、子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫などが考えられます。
以下のような症状が出ていないかチェックしてみましょう。

・生理時の出血がいつもより極端に多い、もしくは少ない
・ドロッとしたレバーのような血のかたまりが頻繁に出る
・生理日数が10日以上と長い、または2日以下と短い
・生理痛が今までと比較にならないくらいツライ、もしくは生理の度に悪化している
・生理が終わっても下腹部が痛み続ける
・不正出血が起こる、もしくは出血が途切れることなく続く
・排便痛や排尿痛がある
・重度の腰痛がある
・性交時、膣の奥に痛みを覚える

このようにいつもと違う痛みを覚えた場合は、自己判断せずに婦人科で受診するようにしましょう。

生理痛を軽減させる対策を!

生理痛に注意を払うだけでなく、普段の生活のなかで、生理痛を軽減させる対策をとることも重要です。

ひどい生理痛は病気が原因!? 注意すべき症状は?

・体を温める
体の冷えは生理痛を悪化させるので、普段から体を温めるように心がけましょう。 特に下半身を温めることが大切です。 スキニーパンツなど、体を締め血の巡りを阻むような服装は避けましょう。そして、おへその下、肩甲骨の間、子宮近くにある仙骨部分をカイロで温めて、血の巡りを良くするようにしてください。
また、足先や手先が冷えやすい方は、靴下や手袋などを身につけて足首や手首を温めることもポイント。もし靴下を履いても寒い場合は、足用のカイロを使うと良いでしょう。 さらに、水分不足も血流の悪化を招きます。 コーヒーや紅茶などではなく、常温の水を飲むように心がけましょう。

・適度に筋肉を鍛える
デスクワークなどで同じ姿勢をとり続けていると、血行が悪くなってしまいます。30分~50分に1度、適度に休憩を入れて体を伸ばしたり屈伸したりしましょう。
また、家ではスクワットをやることで下半身の筋力を鍛えることができますし、入浴後にストレッチをすることで血流改善のサポートにも繋がります。
デスクワーク中心の生活なため運動不足だという方は、こまめに体を動かすようにしてください。

生理痛の痛みを軽減させる方法としては、上記以外に鎮痛剤や低用量ピル、漢方などを服用する方法があります。
気になる時は、早めに婦人科を受診して相談しておくと後々も安心です。
痛みを我慢しすぎることなく、体を労わりながら過ごしてくださいね。

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