赤ちゃんを迎える準備として妊活をしている女性も多いです。 妊活をする上で体を冷やすことは大敵とされており、衣服の身につけ方やお風呂の入り方などを工夫しながら体を温めることが推奨されています。 そこで今回は、妊活中のお風呂で気を付けたいことをご紹介します。

妊活中のお風呂は「高すぎる温度」&「長時間の入浴」がNG!

体を温めるために、少し熱めのお風呂に入るという人も少なくありません。特に寒い時期はじっくりと体を温めることができるので、熱めのお湯のほうが好きという人もいるでしょう。 ただ、熱いお湯は自律神経の「交感神経」が活発になり、血管が収縮し血流が悪くなることも。 さらに、熱いお湯に入ることで体が温まるような気もしますが、温まるのは体の表面だけ。しっかり温めたい子宮や卵巣など内臓は冷えたまま、という状態にもなりかねません。
また、お風呂に長時間入らないように気を付ける必要もあります。 長い時間の入浴は思っている以上に体力を奪います。疲れを感じやすくなったりのぼせたりと、体調面への影響が心配です。30分以上湯船につからないようにしましょう。

妊活中の正しい入浴法は?

熱すぎないお湯に長時間浸かることなく体を温めるには、効率的なお風呂の入り方が必要となります。
まず、入浴する前にコップ1杯の水を飲み、水分補給をしておきましょう。 湯船のお湯の温度は39度から40度ほどに設定します。 そして、初めの5分ほどは肩まで浸かって全身を温めます。 寒さを感じなくなったら、胸の高さまで上がり20分ほどゆっくり浸かりましょう。 リラックスしながら入浴することで「副交感神経」を優位にし、妊娠の大敵であるストレスを少しずつ解消することを目指します。 また、のぼせそうになったり喉が乾いたりしたら、こまめに水分補給をするようにしてください。

妊活中にお風呂に入れない時は足湯をしても◎

妊活中のお風呂事情

生理中や体調が悪い時はゆっくりとお風呂に入ることが難しいこともあるでしょう。 けれど、寒い季節に冷えをそのままにしておくことはしたくありませんよね。 そんな時は足湯で全身を温めましょう。 足は全身に血流を送るポンプの役割もしているため、足首から下を温めるだけで温まった血液を全身に巡らせることができますよ。 方法はとても簡単で、少し熱めのお湯を洗面器に張り20分から30分ほどじっくりと足を温めるだけ。足湯は日中に冷えを感じた時にも手軽にできるのでオススメです。

体を温めることは妊活を進めていくうえでの第一歩でもあります。 体を休めると同時にしっかりと温めることで、妊娠しやすい体作りに役立ちます。 よりリラックスしたい場合は、お気に入りの香りの入浴剤を使ったり、音楽を聴きながら入浴しても良いでしょう。 「冷やさないようにしなくては!」と頑張りすぎるのではなく、リラックスしながら体を温めるようにしましょう。

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