生理不順だと妊娠しづらいという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。また、自分自身が生理不順だから不安になっているという人も少なくないと思います。 生理不順と妊娠にはどのような関係があるのでしょうか? この噂の真相と生理不順を改善する方法をご紹介します。

妊活を始める前に知っておきたい生理不順と妊娠について

生理不順でも妊娠は可能ですが、生理が正常な人に比べると可能性は下がってしまうといわれています。例えば、生理周期が短い場合、卵巣機能が低下して無排卵になってしまっている可能性があります。また、生理周期が長い場合も、卵胞の成長が遅くなってしまい無排卵になりやすいことがわかっています。このように、生理不順によって無排卵が続く場合は妊娠することはできません。

さらに、生理不順の方は排卵日が予測しづらいという特徴もあります。 たとえ排卵が起こっていても、排卵日にあわせて受精ができなければ妊娠することはできません。スムーズに妊娠をするためには、自身の排卵日をしっかりと知っておくことが大切なのです。

妊活のために!食生活の見直しで生理不順を改善しよう!

生理不順の原因のひとつとして、生活習慣の乱れが挙げられます。その中でも、食生活の偏りが妊娠に影響している可能性があるといわれていますので、生理不順を改善させるための食材をご紹介します。

大豆製品に含まれるイソフラボン

大豆には、女性ホルモンの1つであるエストロゲンと似た働きをするイソフラボンが多く含まれており、女性ホルモンが足りない場合でもその代役を果たしてくれるといわれています。大豆製品の種類は豊富で価格も購入しやすいものが多く、毎日の食事にも取り入れやすいので、なるべく毎日とるようにしてみましょう。

カボチャや、煎茶、植物性油、ナッツ類に含まれるビタミンE

ビタミンEは、脳下垂体に働きかけホルモンバランスを整える働きがあり、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類、カボチャなどに多く含まれています。 しかし、上記でご紹介しているイソフラボンよりも食事で毎日摂取するのは難しいかもしれません。そのような場合はサプリメントを利用してみるのもおすすめです。

妊活のために! 睡眠と適度な運動で生理不順を改善しよう!

ゴールデンタイムと呼ばれる22時~2時までの間に眠るようにすると、良質な睡眠が得られ成長ホルモンの分泌が活発になるといわれています。 また、睡眠後3時間経った頃から成長ホルモンの分泌が活発になるともいわれています。22時ぴったりに眠れなくてもなるべく2時頃までに眠り、就寝時間が途切れないように最低3時間は眠ることでホルモンバランスが整うと考えられています。

バランスのとれた食生活や良質な睡眠だけでなく、適度な運動をすることも大切です。生理不順の原因のひとつにストレスが挙げられますが、ウォーキングや水泳といった有酸素運動はストレスの軽減につながるといわれています。それだけでなく、適度な運動は体の冷えを改善し血行をよくしてくれるので、体の冷えや血行の悪さから生理不順になってしまっている場合に効果的だといえるでしょう。

生理不順だと妊娠しづらいの?

妊娠のためには、生理不順を改善して排卵を促すことが大切です。栄養豊富な食事や良質な睡眠、適度な運動を取り入れて体内のバランスを整えていきましょう。 ただし、食生活の改善や運動を無理におこなうと、かえってストレスになってしまうこともあります。体に負担がかかりすぎないよう無理せずに自分のペースで改善していくことが大切です。

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