2021.04.07
花粉皮膚炎の症状とは? 今すぐ始めたいケア方法もチェック
花粉によるアレルギー症状は目や鼻だけでなく、皮膚に現れることもあります。
春や秋など、花粉が多く飛散する季節に肌が荒れるようなら、それは花粉皮膚炎かもしれません。
花粉皮膚炎になるとどのような症状が現れるのか、正しいケア方法とともに知っておきましょう。
花粉皮膚炎の主な症状は?
花粉皮膚炎には、主に以下のような症状が挙げられます。
• かゆみ
• 湿疹
• 赤み
• 皮剥け
• ヒリつき
• 腫れ
これらはまぶた、頬、首など、皮膚が比較的薄く、花粉が付着しやすい部位に生じやすいといわれています。
肌の表面がガサガサしたり、化粧のノリが悪くなったりすることも少なくありません。
今すぐ始めたい花粉皮膚炎のケア方法
花粉の付着を防ぐ
花粉皮膚炎は、まず予防が大切です。花粉が皮膚に付着すると症状が現れてしまうので、マスク、花粉対策用メガネ、帽子、ストールなどで皮膚の露出をできる限り減らしましょう。 花粉が多く飛散している日に外出を避けることも、発症や悪化の予防につながります。
花粉を家の中に持ち込まない
外出後の服、皮膚、髪の毛などには、たくさんの花粉が付着しています。 まずは家に入る前に服や髪についた花粉を清潔なブラシなどで払い落とし、家の中に持ち込まないようにしましょう。 皮膚はこすると炎症を起こしてしまうので、帰宅後すぐに優しく水洗いすることをおすすめします。
肌を乾燥させない
肌が乾燥していると、バリア機能が低下する影響で花粉皮膚炎が生じやすくなります。 洗顔後やお風呂上がりにはしっかり保湿し、うるおった状態をキープすることが大切です。日中も乾燥を感じたら、乳液やクリームなどで保湿しましょう。
フェイスパウダーで肌表面をサラサラに
肌を保湿することはとても大切ですが、表面がベタついたままだと、花粉が吸い付くように付着してしまいます。 花粉シーズンはフェイスパウダーを使用し、肌表面をサラサラにしておくと安心です。
過度の洗顔を避ける
洗顔料やクレンジング剤などで顔を洗いすぎると、肌が乾燥してバリア機能が低下する恐れがあります。 洗顔は朝晩の2回、クレンジングは夜のみにしましょう。洗い上がりがやさしい、低刺激な洗顔料やクレンジング剤を使うことも大切です。
生活習慣や食事を見直す
花粉皮膚炎を防ぐためには、スキンケアだけでなくインナーケアも欠かせません。 バランスのいい食事や十分な睡眠など、体の内側から健康な皮膚を保てる生活を心がけましょう。ストレスや運動不足を避けることも、強い皮膚を育てることにつながります。
腸内環境を整える
腸内環境が整うと免疫機能が正常に働き、アレルギー症状の緩和につながるといわれています。
乳酸菌が含まれる発酵食品を食べたり、食物繊維を積極的に摂ったりして、腸内環境の正常化を目指しましょう。
ヨーグルトなどの発酵食品が苦手な方、手軽に腸活をしたい方には、乳酸菌が配合されたサプリもおすすめです。
日々のケアで花粉皮膚炎の症状を防ごう
花粉皮膚炎の完治は難しいといわれていますが、日々の予防ケアで症状を抑えることは可能です。 花粉の付着を防ぐ習慣や、丁寧なスキンケア&インナーケアで、かゆみや赤みなどに悩まされない健やかな肌を保ちたいですね。