頭皮のかゆみが気になる……使うべきシャンプーの種類や理由とは

「毎日シャンプーをしているのに頭皮がかゆい」「冬になると頭皮がムズムズする」などの悩みを抱えていませんか？
　かゆみを防いで健やかな頭皮を保つためには、まず原因を知り、その問題に応じたシャンプーを使用することが大切です。 頭皮のかゆみ対策にはどのようなシャンプーが効果的なのか、かゆみの原因とあわせて探ってみましょう。

頭皮のかゆみの原因は「乾燥」かも！

美容には湿度60％がベスト

毎日きちんとシャンプーをしているのに頭皮にかゆくなる場合は、乾燥が関係していると考えられます。 頭皮の水分量が少なくなると外部刺激から皮膚を守るバリア機能が低くなり、ちょっとした刺激にもかゆみを感じてしまうのです。 かゆみと同時にカサカサとした乾性のフケが出る方は、乾燥が悪化しているサインといえるでしょう。 特に湿度が低下する冬は頭皮が乾燥しやすく、かゆみに悩まされる方が増えるといわれています。

また、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っているなど、誤ったヘアケアを続けている方も、乾燥によるかゆみが生じやすいため注意が必要です。 爪などでかいているとますますバリア機能が低下してトラブルが悪化するので、早めの対策を心がけましょう。

頭皮のかゆみ対策には「アミノ酸シャンプー」がおすすめ

乾燥による頭皮のかゆみを防ぐためには、まずシャンプーの見直しが必要です。
洗浄力が強いシャンプーだと、毎日洗うたびに頭皮のうるおいが奪われてバリア機能が低下してしまいますから、 比較的洗浄力がおだやかな「アミノ酸シャンプー」を使うことをおすすめします。

アミノ酸シャンプーが頭皮のうるおいを守る理由とは

保湿因子を奪わない

保湿因子とは、皮膚に存在してうるおいを保ったり、外部刺激から保護したりする成分のこと。 一般的なシャンプーの洗浄成分は洗浄力が強く、洗うときに汚れだけでなく保湿因子まで奪ってしまいます。
一方、アミノ酸系の洗浄成分は、汚れだけを落とし、保湿因子は残してくれます。 このため、洗浄後も頭皮が乾燥しにくく、かゆみを防ぐ効果が期待できるのです。

保湿力がある

そもそも保湿因子のほとんどはアミノ酸で構成されています。アミノ酸自体にも保湿力があるため、頭皮の乾燥を防ぐことができますよ。 この保湿性は髪にも有用で、パサつきや枝毛、切れ毛に悩む方に効果的です。

刺激性が低い

実は保湿因子だけでなく、私たちの皮膚や内臓、筋肉などもアミノ酸で構成されています。アミノ酸はタンパク質を作っている成分で、体の大部分を占めているのです。 もちろん頭皮もアミノ酸でできているため、アミノ酸シャンプーは必然的に刺激性が低く、やさしい洗い上がりになります。

頭皮のかゆみに悩んだときはシャンプーを見直そう

洗浄力が強いボディソープを使うと、体がカサカサと乾燥してかゆみが出てしまいますよね。 それと同じように洗浄力が強いシャンプーを使った場合も、かゆみの原因になります。 頭皮の不調を感じている方は、この機会に洗い上がりのやさしいアミノ酸シャンプーを試してみてはいかがでしょうか。