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2021.01.27

妊活と睡眠の関係って? 妊娠のために心がけたい睡眠ポイント

女性イメージ

睡眠不足は美容の大敵といわれますが、妊活の弊害にもなるってご存じでしたか?
毎日の睡眠が不十分だと、妊娠力が下がる原因になるといわれています。 切っても切れない妊活と睡眠の関係性を、ぐっすり眠るために意識したい生活習慣などとあわせてご紹介します。

妊活中こそ睡眠が大事! その理由とは

睡眠中には、妊娠のために欠かせないたくさんのホルモンが分泌されます。 特に睡眠を促すホルモン「メラトニン」は、卵子の質に大きな影響を与えることが分かっています。酸化ストレスを抑える作用があるため、卵子の老化防止につながるのです。

また、日常的な睡眠時間が6時間以下になると、排卵に欠かせない卵胞刺激ホルモンの量が減少することが報告されています。 スムーズな妊活のためには睡眠不足を解消し、質の高い眠りにつくことが重要だといえるでしょう。

妊活のために意識したい睡眠ポイント

朝日を浴びる

朝日を浴びるとセロトニンが分泌され、夜にはメラトニンに変化します。朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光をしっかり浴びましょう。 もちろん朝の散歩をしたり、通勤中に浴びたりしても効果的です。 たとえ曇っていても太陽光は降り注いでいるので、毎日の習慣にすることをおすすめします。

就寝前にスマホやパソコンを見ない

スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒させて寝つきを悪くさせます。就寝の1時間前には、画面の電源を落とすようにしましょう。

カフェインを控える

カフェインは、自律神経を活発にして睡眠の質を低下させます。カフェインが含まれるコーヒー、緑茶、紅茶、烏龍茶などは、夕方以降なるべく口にしないようにしましょう。 カフェインに過敏な場合は、たとえ朝でも摂取を控えたほうが安心です。最近ではさまざまなカフェインレスドリンクが登場しているので、活用してみてはいかがでしょうか。

アルコールを控える

お酒は寝つきを良くするイメージがありますが、実は利尿作用などの影響で眠りを浅くさせます。 どうしても飲酒の機会が避けられない場合は、適量を就寝3時間前までに飲み終え、過剰摂取や寝酒をさけることが大切です。 妊娠の可能性が少しでもある場合は、飲酒自体を控えましょう。

睡眠を助ける栄養素を摂る

セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸からつくられます。 トリプトファンを含む納豆や豆腐などの大豆製品、チーズや牛乳などの乳製品、卵などをバランスよく食べることがポイントです。
また、神経伝達物質の合成に関わるビタミンB6が不足すると、睡眠障害が起こりやすくなります。 ビタミンB6を含むカツオ、マグロ、鮭、豚肉、レバーなども意識して食べましょう。 バナナにはトリプトファンとビタミンB6の両方が含まれますから、おやつやデザートに取り入れると効果的です。

起床イメージ

妊活中はいつも以上に睡眠を大切にしよう

朝日を浴びたり、就寝前の行動に気をつけたりすると、体内リズムが整ってセロトニンが分泌されやすくなります。 妊娠力を上げるために、睡眠まで意識した妊活を続けていきたいですね。